トマト大幅増 にんじん不足感

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2021年1月第1週（1月5日〜1月7日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週2日、前週4日、前年3日。

1日平均入荷量は総量9,391t（前週比153％、前年同期比134％）。

前週比ではさといも、ごぼう、じゃがいも等が減少したが、なす、きゅうり、トマト等が増加したため、53％の大幅な増加となった。

前年同期比では、ごぼう、じゃがいも、さつまいも等が減少したが、きゅうり、こまつな、なましいたけ等が増加したため、34％の大幅な増加となった。

市況は、前週比は強保合、前年同期比は区々となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県、千葉県等から順調に入荷し、前年同期比46％の大幅な増加となった。荷動きが良好で神奈川県産の価格は前年同期比で強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。緊急事態宣言に備えた在庫確保の需要増で不足感があり、千葉県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷し、前週比63％の大幅な増加となった。愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　静岡県を中心に兵庫県等から入荷し、前週比110％の大幅な増加となった。静岡県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に埼玉県等から潤沢に入荷し、前週比65％の大幅な増加となった。気温低下で荷動きがあるも数量は充分にあり、茨城県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から順調に入荷し、前週比54％の大幅な増加となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　千葉県、埼玉県等から入荷し、前年同期比17％の増加となった。千葉県産の価格は前年同期比で強保合となった。

きゅうり　宮崎県を中心に千葉県等から入荷し、前週比168％の大幅な増加となった。宮崎県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比181％の大幅な増加となった。高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に愛知県等から順調に入荷し、前週比165％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　宮崎県を中心に高知県等から順調に入荷し、前週比80％の大幅な増加となった。量販店の特売需要で引合いがあり、宮崎県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2021年1月第1週）