東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年12月第3週(12月18日〜12月24日)の概況より。
日ごとの動き
23日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,447t(前週比105%、前年同期比101%)。このうち鮮魚類は593t(前週比92%、前年同期比107%)、冷凍魚類は292t(前週比83%、前年同期比88%)、塩干加工品は562t(前週比146%、前年同期比104%)。
12月18日(金) 週末の取引、買い気は振るわなかった。アジが3〜4割続伸、イワシは3〜4割反発、カツオは続堅調、サバは弱保合、相場全体では堅調。
12月19日(土) 休市前の取引、全般に絶対量が少なく前荷薄もあり底堅い展開。アジ、イワシが堅調、マサバは強保合、スルメも高値継続、相場全体では強保合。
12月21日(月) 週明けの取引、買い気はまずまず。スルメが1〜2割下落、イワシは小安い、アジは軟調、メジはしっかり、相場全体では軟調。
12月22日(火) 休市前の取引、買い気は振るわなかった。アジが3〜5割上昇、イワシは半値近くに続落、ブリは小安く、相場全体では続軟調。
12月24日(木) 休市明けの取引、鮮魚類の荷動きはよくなかった。アジが半値ほどに反落、イワシは3〜4割続落、メジは3〜4割、スルメは2割それぞれ下落、相場全体では下落。
品目別の動き
アジ 中型、中小型ともに長崎を主体に入荷、前週に比べ数量は39%減少し、価格は中型が約2.3倍に上昇、中小型が2割強高。
サバ 岩手を主体に入荷、前週に比べ数量はわずかに減少し、価格は1.5割弱安。
イワシ 岩手を主体に入荷、前週に比べ数量は17%減少し、価格は約7割高。
スルメイカ 青森主体に入荷し、前週に比べ数量は22%減少し、価格は1割高。
カツオ 鹿児島を主体に入荷、前週に比べ数量は57%減少し、価格は5割弱高。
生サンマ 入荷なし。
ムキカキ ほぼ変わらず、三陸産の価格は約2割高。
主な水産物の市況(2020年12月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 49 | 108 | 103 | 各地 | 生 | 4,497 |
海外 | 生 | 2,930 | ||||
メバチ | 55.7 | 90 | 76 | 各地※ | 冷凍 | 915 |
アジ | 31.5 | 61 | 104 | 長崎 | 中 | 983 |
長崎 | 中小 | 594 | ||||
サバ | 36.3 | 97 | 133 | 岩手 | − | 341 |
イワシ | 12.7 | 83 | 64 | 岩手 | − | 691 |
スルメイカ | 11.8 | 78 | 74 | 青森 | − | 1,136 |
冷スルメイカ | 3.2 | 133 | 291 | 各地 | − | - |
サンマ | 3.3 | 41 | 103 | - | 生 | - |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 7.2 | 40 | 71 | 北海道 | マ | 405 |
青森ほか | マコ | 378 | ||||
北海道 | アカ | 630 | ||||
北海道 | アサバ | 527 | ||||
ハマチ | 60.4 | 121 | 160 | 愛媛ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 22.6 | 125 | 132 | 北海道 | トキ | 1,674 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 26.5 | 80 | 114 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 2.3 | 43 | 192 | 鹿児島 | − | 1,555 |
キンメダイ | 5.5 | 66 | 106 | 千葉ほか | − | 2,182 |
ムキカキ | 16.1 | 100 | 142 | 三陸 | − | 2,374 |
各地 | − | 2,614 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/