東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年12月第1週(12月4日〜12月10日)の概況より。
日ごとの動き
9日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量1,384t(前週比99%、前年同期比95%)。このうち鮮魚類は629t(前週比103%、前年同期比93%)、冷凍魚類は308t(前週比83%、前年同期比90%)、塩干加工品は447t(前週比107%、前年同期比102%)。
12月4日(金) 週末の取引、買い気は低調。アジが2割、サバは1〜2割それぞれ下落、スルメは小反落、サンマは小安い、イワシは堅調、カツオは強保合、相場全体では軟調。
12月5日(土) 休市前の取引、入荷が少なく荷動きはまずまず。アジが1〜3割反発、サンマはしっかり、カツオは1〜2割下落、サバ、ブリは軟調、相場全体では小動き。
12月7日(月) 週明けの取引、買い気は弱かった。イワシがおおむね上伸、ブリは堅調、カツオは強保合、スルメは2割下落、アジは1割反落、メジは軟調、相場全体では区々。
12月8日(火) 休市前の取引、買い気はいまひとつ。アジが2〜3割続落、ブリは2〜3割下落、スルメは小幅続落、メジは続軟調、相場全体では小安い。
12月10日(木) 休市明けの取引、入荷は減ったが荷動きはよくなかった。スルメが2〜3割反発、カツオは強保合、アジは1〜2割続落、ブリは小幅続落、相場全体では小動き。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型は和歌山を主体に入荷、前週に比べ数量は13%減少し、価格は中型が1割高、中小型が0.5割安。
サバ 青森や千葉を主体に入荷、前週に比べ数量は9%増加し、価格はほぼ変わらず。
イワシ 北海道を主体に入荷、前週に比べ数量は91%減少し、価格は約2.3倍に上昇。
スルメイカ 青森や石川を主体に入荷、前週に比べ数量は14%減少し、価格は約1.5割高。
カツオ 長崎や高知を主体に入荷、前週に比べ数量は22%減少し、価格は2.5割安。
生サンマ 岩手を主体に入荷、価格は約1割高。
ムキカキ 5%増加し、三陸産の価格は約1割安。
主な水産物の市況(2020年12月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 40.8 | 116 | 100 | 各地 | 生 | 9,072 |
海外 | 生 | 3,793 | ||||
メバチ | 69.8 | 124 | 93 | 各地※ | 冷凍 | 907 |
アジ | 45.8 | 87 | 128 | 長崎 | 中 | 464 |
和歌山 | 中小 | 464 | ||||
サバ | 34.6 | 109 | 73 | 青森ほか | − | 365 |
イワシ | 0.7 | 9 | 3 | 北海道 | − | 864 |
スルメイカ | 15.3 | 86 | 114 | 青森ほか | − | 1,089 |
冷スルメイカ | 1.9 | 73 | 63 | 各地 | − | - |
サンマ | 12.5 | 66 | 73 | 岩手 | 生 | 648 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 16.9 | 114 | 102 | 北海道 | マ | 540 |
青森ほか | マコ | 635 | ||||
北海道 | アカ | 774 | ||||
北海道 | アサバ | 378 | ||||
ハマチ | 43.7 | 92 | 110 | 愛媛ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 23.1 | 91 | 105 | 北海道 | トキ | 1,674 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 30.8 | 113 | 108 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 7 | 78 | 292 | 長崎ほか | − | 821 |
キンメダイ | 5.2 | 60 | 67 | 東京ほか | − | 1,966 |
ムキカキ | 16.5 | 105 | 117 | 三陸 | − | 1,674 |
各地 | − | - |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/