東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年11月第4週(11月20日〜11月26日)の概況より。
日ごとの動き
23日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ12%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,264t(前週比91%、前年同期比80%)。このうち鮮魚類は626t(前週比88%、前年同期比86%)、冷凍魚類は255t(前週比93%、前年同期比65%)、塩干加工品は383t(前週比96%、前年同期比84%)。
11月20日(金) 週末の取引、買い気はいまひとつ。アジが堅調、サバは強保合、イワシは2〜3割下落、サンマは1割反落、ブリは区々、相場全体では小動き。
11月21日(土) 休市前の取引、買い気は振るわなかった。アジが2〜3割上伸、サバは1割上伸、スルメは小高く、ブリは堅調、サンマはしっかり、カツオは区々、相場全体では小高い。
11月24日(火) 連休明けの取引、買い気は旺盛だった。アジが2割続伸、イワシは2割上伸、カツオは1〜2割下落、ブリは小安い、サンマは軟調、相場全体では区々。
11月25日(水) 開市日の間の取引、水曜日の雨市で買い気は低調。
サンマ 1〜2割上伸、カツオ、メジは堅調、サバは弱保合、相場全体では堅調。
11月26日(木) 開市日の間の取引、買い気は依然振るわなかった。サバ、イワシが1〜2割下落、スルメは1割反落、ブリは軟調、相場全体では軟調。
品目別の動き
アジ 中型、中小型ともに長崎を主体に入荷、前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は中型が2.5割弱高、中小型が約1.5割高。
サバ 青森や石川を主体に入荷、前週に比べ数量は11%減少し、価格は約1割高。
イワシ 北海道を主体に入荷、前週に比べ数量は7%増加し、価格は0.5割強高。
スルメイカ 青森を主体に入荷、前週に比べ数量は8%減少し、価格は3割弱高。
カツオ 鹿児島を主体に入荷、前週に比べ数量は36%減少し、価格は2割強高。
生サンマ 岩手を主体に入荷、価格は約0.5割安。
ムキカキ ほぼ変わらず、三陸産の価格はわずかに下落。
主な水産物の市況(2020年11月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 37.6 | 91 | 99 | 各地 | 生 | 4,815 |
海外 | 生 | 3,333 | ||||
メバチ | 73 | 104 | 111 | 各地※ | 冷凍 | 914 |
アジ | 50.6 | 101 | 110 | 長崎 | 中 | 464 |
長崎 | 中小 | 432 | ||||
サバ | 33 | 89 | 83 | 青森ほか | − | 307 |
イワシ | 13.1 | 107 | 125 | 北海道 | − | 389 |
スルメイカ | 18.2 | 92 | 115 | 青森 | − | 976 |
冷スルメイカ | 2.7 | 108 | 135 | 各地 | − | - |
サンマ | 26.8 | 70 | 78 | 岩手 | 生 | 594 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 10.7 | 102 | 58 | 北海道 | マ | - |
青森ほか | マコ | 864 | ||||
北海道 | アカ | 756 | ||||
北海道 | アサバ | 540 | ||||
ハマチ | 44 | 111 | 108 | 愛媛ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 20 | 88 | 102 | 北海道 | トキ | 1,674 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 23.7 | 101 | 93 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 11.4 | 64 | 368 | 鹿児島 | − | 1,210 |
キンメダイ | 6.6 | 90 | 112 | 東京ほか | − | 2,095 |
ムキカキ | 15.4 | 100 | 97 | 三陸 | − | 1,679 |
各地 | − | 2,592 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/