いちご倍増、みかんも大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年11月第3週（11月13日〜11月19日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量2,219t（前週比114％、前年同期比102％）。

前週比では、西洋なし、かきが減少したが、いちご、みかん、アールスメロンなどが増加したため、14％の増加となった。

前年同期比ではいちご、アールスメロン、みかんが減少したが、かき、りんご、西洋なしが増加したため、2％の増加となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

みかん　愛媛県を中心に長崎県等から入荷し、前週比30％の大幅な増加となった。愛媛県産早生の価格は弱保合となった。

りんご　青森県、山形県等から入荷し、「シナノスイート」が順調に出荷し、前週比9％の増加となった。荷動きは鈍く、山形県産「ふじ」の価格は弱含みとなった。

西洋なし　山形県を中心に入荷したが、19％の減少となった。山形県産「ラ・フランス」の価格は保合となった。

かきは福岡県を中心に愛知県等から入荷し、前年同期比25％の増加となった。ともに前年同期比で福岡県産「富有」、愛知県産「次郎」の価格は強保合、新潟県産「平核無」の価格は強含みとなった。

いちご　栃木県を中心に入荷した。「あまおう」の販売が始まり、「とちおとめ」は気温が安定し入荷量が増加し、前週比200％の大幅な増加となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は弱保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷し、前週比29％の増加となった。静岡県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2020年11月第3週）