かきの引き合いは強く強保合

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2020年11月第2週(11月6日〜11月12日)の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,946t(前週比105%、前年同期比102%)。

前週比では、かき、アールスメロンが減少したが、いちご、みかん、りんごが増加したため、5%の増加となった。

前年同期比ではいちご、アールスメロン、かきが減少したが、りんご、西洋なし、みかんが増加したため、2%の増加となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

みかん 愛媛県、長崎県を中心に入荷し、早生が出荷のピークに向かっており、前週比41%の大幅な増加となった。愛媛県産早生の価格は弱保合となった。

りんご 青森県を中心に長野県等から入荷し、「シナノスイート」の出荷量が増加しており、前週比9%の増加となった。荷動きは鈍く、山形県産「ふじ」の価格は弱含みとなった。

西洋なし 山形県を中心に入荷したが、増減なしとなった。山形県産「ラ・フランス」の価格は保合となった。

かき 愛知県、和歌山県等から入荷したが、「刀根」の販売が終了したため、前年同期比7%の減少となった。引き合いは強く、福岡県産「富有」、愛知県産「次郎」、新潟県産「平核無」の価格はともに前年同期比で強保合となった。

いちご 栃木県を中心に入荷し、静岡県産「紅ほっぺ」の販売が始まり、栃木県産「とちおとめ」の出荷量が増加しているため、前週比169%の大幅な増加となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は弱保合となった。

アールスメロン 静岡県を中心に、熊本県等から入荷したが、前週比14%の減少となった。静岡県産の価格は強保合となった。

主な農産物(果実)の市況(2020年11月第2週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引品種産地単位(kg)価格
みかん920141105せり早生愛媛103,737
極早生佐賀10-
相対早生愛媛103,758
極早生佐賀10-
りんご341109119せりふじ山形103,483
王林青森10-
相対ふじ山形103,002
王林青森10-
西洋なし60100110せりラ・フランス山形5-
相対ラ・フランス山形51,922
かき3167393せり富有福岡103,942
次郎愛知10-
平核無新潟7.52,592
相対富有福岡103,240
次郎愛知103,326
平核無新潟7.52,333
いちご426923せりとちおとめ栃木0.28961
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.27-
紅ほっぺ静岡0.28-
相対とちおとめ栃木0.28963
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.27-
紅ほっぺ静岡0.28-
アールスメロン108669せり静岡11,750
相対静岡11,771
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/