れんそう増。引き強く強保合

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年10月第4週（10月23日〜10月29日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,915t（前週比99％、前年同期比103％）。

前週比ではかぼちゃ、きゅうり、ほうれんそう等が増加したが、まつたけ、たまねぎ、トマト等が減少したため、1％の微減となった。

前年同期比では、まつたけ、たまねぎ、トマト等が減少したが、こまつな、かぶ、かぼちゃ等が増加したため、3％の増加となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

だいこん　青森県を中心に北海道等から入荷し、前週比3％の増加となった。気温が低く需要があるも数量は十分にあるため、青森県産の価格は弱保合となった。

にんじん　北海道を中心に青森県から入荷し、前週比2％の増加となった。北海道産の価格は保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に千葉県等から入荷した。群馬、岩手県産は終盤で減少し、後続の茨城県、千葉県、愛知県産が増量傾向のため、前週比2％の増加となった。荷動きが鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に長野県等から順調に入荷し、前週比3％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

はくさい　長野県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比12％の減少となった。鍋需要があるも全体量は十分あるため、長野県産の価格は保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、前週比7％の増加となった。数量が落ち着き、価格がこなれているため引き合いが強く、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　青森県、北海道等から入荷したが、前週比4％の減少となった。全体量は十分あり相場は下落し、青森県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷した。関東・西南暖地産が天候回復により増量し、前週比16％の増加となった。群馬産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。高知県産の価格は強含みとなった。

トマト　千葉県、愛知県等から入荷したが、北海道、青森県産は終盤で減少し、前週比14％の減少となった。千葉県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に岩手県等から入荷し、茨城県産をはじめ、宮崎県、高知県産も増量傾向のため、前週比1％の微増となった。荷動きが鈍く、茨城県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年10月第4週）