まつたけ増、はくさい本格化

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年9月第4週（9月25日〜10月1日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週4日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,713t（前週比84％、前年同期比100％）。

前週比では、まつたけ、ほうれんそう、はくさい等が増加したが、とうもろこし、えだまめ、なす等が減少したため、16％の減少となった。

前年同期比では、えだまめ、まつたけ、なす等が減少したが、にんじん、トマト、キャベツ等が増加したため、増減なしとなった。

市況は前週比、前年同期比ともに強保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道、青森県等から入荷したが、北海道、青森県産が降雨の影響により出荷数減少で前週比13％の減少となった。気温低下で需要が高まって荷動き良好で、北海道産の価格は強保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷したが、前週比12％の減少となった。北海道産の価格は弱含みとなった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比9％の減少となった。荷動き鈍く相場は下落し、群馬県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に入荷したが、長野県産は収穫ピークが過ぎ、前週比32％の大幅な減少となった。気温低下で荷動きが鈍くなるも全体量が少ないため相場は上昇し、長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、長野県産はレタスの収穫が落ち着き、本格的な収穫作業に入り、前週比3％の増加となった。長野県産の価格は弱含みとなった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、前週比17％の増加となった。群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　青森県、北海道等から入荷したが、青森県産、北海道は稲刈り作業で出荷量が減少し前週比2％の減少となった。青森県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　福島県、埼玉県等から入荷したが、前週比34％の大幅な減少となった。福島県産の価格は弱含みとなった。

なす　栃木県を中心に茨城県等から入荷したが、栃木県産、群馬県産が気温低下や成り疲れのため減少し、前週比35％の大幅な減少となった。全体量の少なさから引合いが強く、栃木県産の価格は強保合となった。

トマト　北海道を中心に千葉県等から入荷したが、北海道、東北産が気温低下で減少し、前週比24％の減少となった。全体量の不足から相場は上昇し、北海道産の価格は強保合となった。

ピーマン　岩手県を中心に茨城県等から入荷したが、東北産が気温低下により減少し、茨城県産は花落ちの影響から微減し、前週比27％の減少となった。全体量が少なく引合いは強めで、岩手県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年9月第4週）