気温下がりはくさい需要が増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年9月第3週（9月18日〜9月24日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週4日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量6,815t（前週比119％、前年同期比126％）。

前週比ではとうもろこし、まつたけ、トマト等が減少したが、さといも、はくさい、じゃがいも等が増加したため、19％の増加となった。

前年同期比では、まつたけ、えだまめ、ほうれんそう等が減少したが、レタス、だいこん、ミニトマト等が増加したため、26％の増加となった。

市況は前週比、前年同期比ともに強保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比20％の増加となった。北海道、青森県産が気温低下で生育によい環境となり品質が良好となった。北海道産の価格は弱保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷し、前週比12％の増加となった。北海道産の価格は保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、前週比24％の増加となった。群馬県産の価格は保合となった。

レタス　長野県を中心に入荷し、前週比19％の増加となった。全体量が少なく、相場が上昇し、長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、前週比46％の大幅な増加となった。気温低下で需要が増加し、長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、群馬県、岐阜県産等では高温の影響が落ち着き、数量が回復傾向にあり、前週比30％の大幅な増加となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　青森県、北海道等から入荷し、前週比14％の増加となった。需要増で不足感があり、青森県産の価格は強保合となった。

きゅうり　福島県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比21％の増加となった。福島県産の価格は強保合となった。

なす　栃木県を中心に茨城県等から入荷し、前週比13％の増加となった。栃木県産の価格は強保合となった。

トマト　北海道を中心に千葉県等から入荷したが、北海道、東北産が気温低下により前週比15％の減少となった。全体量が減少し不足感があり、北海道産の価格は強保合となった。

ピーマン　岩手県を中心に茨城県等から入荷し、前週比6％の増加となった。全体量が少なく相場は上昇し、岩手県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年9月第3週）