はくさい、だいこん増、ねぎ減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年9月第1週（9月4日〜9月10日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量5,900t（前週比104％、前年同期比106％）。

前週比ではとうもろこし、じゃがいも、きゅうり等が減少したが、はくさい、だいこん、さといも等が増加したため、4％の増加となった。

前年同期比では、まつたけ、なましいたけ、えだまめ等が減少したが、とうもろこし、ピーマン、トマト等が増加したため、6％の増加となった。

市況は前週比、前年同期比ともに区々となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から潤沢に入荷し、青森県産の増加幅が大きく前週比31％の大幅な増加となった。北海道産の価格は保合となった。

にんじん　北海道を中心に入荷したが、前週比8％の減少となった。高温、干ばつの影響で細物傾向の入荷となっている。細物は荷動きが鈍いが、太物は給食需要等で不足感があり、総じて相場は先週並みとなり、北海道産の価格は保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、前週比7％の増加となった。高値水準のため荷動きが鈍く、群馬県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に入荷し、長野県産が増量で前週比19％の増加となった。入荷量が多く荷動きが鈍くなり、長野県産の価格は弱保合となった。

はくさい　長野県を中心に入荷し、長野県産が増量で前週比45％の大幅な増加となった。入荷量増加で相場は下落し、長野県産の価格は弱保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岩手県等から入荷し、前週比6％の増加となった。全体量が少なく不足感があり相場は上昇し、群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　青森県、北海道等から入荷したが、降雨のため出荷作業が進まず、前年同期比3％の減少となった。荷動きはよいが、入荷量減少のため相場は上昇し、青森県産の価格は前年同期比では強保合となった。

きゅうり　福島県を中心に岩手県等から入荷したが、東北産が終盤に差し掛かり減少傾向のため、前週比13％の減少となった。福島県産の価格は保合となった。

トマト　北海道を中心に青森県等から入荷し、前年同期比41％の大幅な増加となった。北海道産の価格は前年同期比で弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年9月第1週）