カツオ、アジ、サンマが増加

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年8月第3週(8月14日〜8月20日)の概況より。

日ごとの動き

14日(金)、15(土)、19(水)が休市のため3日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。

1日平均取扱数量は総量1,367t(前週比106%、前年同期比111%)。このうち鮮魚類は597t(前週比102%、前年同期比102%)、冷凍魚類は348t(前週比125%、前年同期比151%)、塩干加工品は422t(前週比100%、前年同期比103%)。

8月17日(月) 週明けの取引、3連休により入荷が少なかったため荷動きは順調。スルメが1〜2割続伸、ブリ、メジはともに堅調、サバは3〜4割反落、カツオは2割下落、相場全体では区々

8月18日(火) 休市前の取引、入荷増で買い気は後退。イワシが2〜4割上伸、スルメは3割反落、アジは2〜3割、サバは小幅ながら続落、メジは軟調、相場全体では下落

8月20日(木) 休市明けの取引、比較的潤沢な入荷で買い気は弱かった。イワシの北海道産がほぼ半値に急反落、アジ、スルメは3〜4割続落、カツオは軟調、相場全体では続落

品目別の動き

アジ 中型が千葉、中小型が長崎を主体に入荷。数量は前週に比べ63%増加し、価格は中型が約3.5割安、中小型は約2.5割安。

サバ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ5%減少し、価格は1.5割安。

イワシ 北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ13%増加し、価格は2.5割強安。

スルメイカ 青森や石川を主体に入荷。数量は前週に比べ4%減少し、価格は約0.5割高。

カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ63%増加し、価格は約0.5割安。

主な水産物の市況(2020年8月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ43.493120各地4,848
海外3,748
メバチ56.792120各地※冷凍799
アジ53.6163176千葉738
長崎中小630
サバ2795153宮城346
イワシ1811354北海道450
スルメイカ22.296161青森ほか958
冷スルメイカ2.814038各地-
サンマ9.215650北海道ほか
サンマ9.215650各地解凍-
カレイ7.7120208北海道621
青森ほかマコ1,242
北海道アカ972
北海道アサバ-
ハマチ22.993113愛媛ほか野〆810
塩サケ13.27796北海道トキ1,674
北海道アキ972
タラ類6.8100151岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ36.116374宮城684
キンメダイ7.472168東京ほか1,980
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/