東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年8月第1週(7月31日〜8月6日)の概況より。
日ごとの動き
5日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。
1日平均取扱数量は総量1,329t(前週比116%、前年同期比109%)。このうち鮮魚類は571t(前週比97%、前年同期比99%)、冷凍魚類は350t(前週比158%、前年同期比134%)、塩干加工品は408t(前週比120%、前年同期比107%)。
7月31日(金) 週末の取引、月末市で買い気は低調。スルメは2割反落、メジは小甘い、アジ、サバ、イワシ、ブリはそれぞれ保合、相場全体では弱保合。
8月1日(土) 休市前の取引、月替わりや休み前、梅雨明けの発表への期待などから全般的に買い気が上向き、荷動きはおおむね良好。アジが1割ほど値を下げ、イワシも小幅下落、カツオが小幅高、相場全体では小動き。
8月3日(月) 週明けの取引、買い気は弱め。アジが2割反発、イワシは堅調、メジは強保合、ブリは区々、サバは保合、相場全体では強保合。
8月4日(火) 休市前の取引、入荷が減ったため買い気は幾分上向いた。アジが1割続伸、スルメは小高い、カツオはしっかり、ブリは下落、イワシは小安い、相場全体では小動き。
8月6日(木) 休市明けの取引、買い気はまずまず。イワシが北海道の良品入荷で5〜6割反発、スルメは1〜2割続伸、メジは堅調、相場全体では堅調。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が大阪を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は中型が約0.5割安、中小型は1割弱安。
サバ 宮城や青森を主体に入荷。数量は前週に比べ5%増加し、価格は約2.5割高。
イワシ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ36%増加し、価格は約0.5割安。
スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ22%減少し、価格は1割弱高。
カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ10%減少し、価格は約1割高。
主な水産物の市況(2020年8月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 33.4 | 117 | 82 | 各地 | 生 | 5,067 |
海外 | 生 | 3,604 | ||||
メバチ | 54.9 | 95 | 93 | 各地※ | 冷凍 | 811 |
アジ | 50.1 | 102 | 76 | 長崎 | 中 | 583 |
大阪 | 中小 | 475 | ||||
サバ | 29.9 | 105 | 116 | 宮城ほか | − | 333 |
イワシ | 31.6 | 136 | 171 | 千葉 | − | 400 |
スルメイカ | 24.7 | 78 | 82 | 石川 | − | 726 |
冷スルメイカ | 1.6 | 73 | 59 | 各地 | − | - |
サンマ | 5 | 114 | 78 | - | 生 | - |
各地 | 解凍 | - | ||||
カレイ | 9.3 | 113 | 152 | 北海道 | マ | 540 |
青森ほか | マコ | 972 | ||||
北海道 | アカ | 864 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 13.7 | 83 | 114 | 愛媛ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 21.1 | 177 | 101 | 北海道 | トキ | 1,674 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 7.6 | 97 | 138 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 39.2 | 90 | 80 | 宮城 | − | 313 |
キンメダイ | 9.2 | 84 | 84 | 東京ほか | − | 1,750 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/