カツオ宮城主体。75%増加

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年7月第4週(7月24日〜7月30日)の概況より。

日ごとの動き

29日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ7%の増加。

1日平均取扱数量は総量1,150t(前週比104%、前年同期比89%)。このうち鮮魚類は589t(前週比107%、前年同期比101%)、冷凍魚類は222t(前週比105%、前年同期比67%)、塩干加工品は340t(前週比98%、前年同期比90%)。

7月24日(金) 休市明けで週末の取引、入荷増で荷動きはやや低調。カツオが1〜3割下落、スルメは小甘い、サバ、メジ、サンマは保合、相場全体では弱保合

7月25日(土) 休市前の取引、雨市で買い気は振るわなかった。スルメが3〜4割上伸、カツオは堅調、イワシは1〜2割下落、アジとブリは保合、相場全体では小動き

7月27日(月) 週明けの取引、荷動きはまずまず。イワシが3ー4割反発、ブリは2〜3割上伸、サバは堅調、スルメは小反落、カツオは軟調、相場全体では堅調

7月28日(火) 休市前の取引、降雨予想などから買い気は低調。イワシが3〜4割続伸、アジは2割上伸、メジは強保合、カツオは区々、相場全体では強保合

7月30日(木) 休市明けの取引、入荷増で買い気は振るわなかった。スルメが2割上伸、ブリが堅調、アジは1〜2割反落、イワシは軟調、相場全体では小動き

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が長崎や島根を主体に入荷。数量は前週に比べ12%増加し、価格は中型が1.5割強高、中小型は約0.5割高。

サバ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は約1.5割安。

イワシ 千葉や北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ31%減少し、価格は2割高。

スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は2割弱高。

カツオ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ75%増加し、価格は6.5割弱安。

サンマ 北海道を主体に入荷。数量は前週に比べ52%増加し、価格は生が4割弱安。

主な水産物の市況(2020年7月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ28.67889各地6,033
海外5,716
メバチ57.710987各地※冷凍806
アジ4911281長崎605
長崎ほか中小518
サバ28.4103119宮城268
イワシ23.26958千葉ほか426
スルメイカ31.798141石川674
冷スルメイカ2.292100各地-
サンマ4.415275北海道7,560
各地解凍-
カレイ8.210885北海道486
青森ほかマコ702
北海道アカ-
北海道アサバ-
ハマチ16.5104136愛媛ほか野〆810
塩サケ11.97786北海道トキ1,674
北海道アキ972
タラ類7.8116142岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ43.7175103宮城281
キンメダイ10.9179136東京ほか1,793
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/