曇雨天でナス・トマト入荷減

2020年7月第3週(7月17日〜7月23日)

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2020年7月第3週(7月17日〜7月23日)の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量4,548t(前週比87%、前年同期比90%)。

前週比ではレイシ、かぼちゃ等が増加したが、なす、とまと、とうもろこし等が減少したため、13%の減少となった。

前年同期比では、とうもろこし、レイシ、はくさい等が増加したが、なす、いんげん、じゃがいも等が減少したため、10%の減少となった。

市況は、前週比、前年同期比ともに強保合となった。

品目別の動き

だいこん 北海道を中心に青森県等から入荷したが、前週比で8%の減少となった。全体量は多くないが需要が落ち着き、北海道産の価格は保合となった。

にんじん 青森県を中心に北海道等から入荷したが、北海道の早場産地が終盤となり前週比で15%の減少となった。全体量が少なく相場が上昇し、青森県産の価格は強保合となった。

キャベツ 群馬県を中心に岩手県等から入荷したが降雨続きで減少し、前週比で14%の減少となった。引き合いが強く相場は上昇し、群馬県産の価格は強保合となった。

レタス 長野県を中心に群馬県等から入荷したが、長野県産が降雨続きによる生育鈍化で全体量が減少し、前週比16%の減少となった。絶対量不足のため相場が上昇し、長野県産の価格は強保合となった。

はくさい 長野県を中心に群馬県等から入荷したが、長野県産、群馬県産が降雨続きによる生育鈍化で減少傾向にあり、8%の減少となった。絶対量不足のため相場が上昇し、長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう 群馬県を中心に岐阜県等から入荷したが、群馬県産、茨城県産が降雨続きで10%の減少となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ 茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比は2%の減少となった。前週までの高値の反動により引き合いが弱まり、茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり 福島県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比16%の減少となった。引き合いは弱いが入荷量が少なく、福島県産の価格は強保合となった。

なす 群馬県を中心に栃木県等から入荷したが、曇雨天続きで品質低下により入荷量が減少し、前週比32%の大幅な減少となった。群馬県産の価格は強保合となった。

トマト 北海道を中心に青森県等から入荷したが、東北産が曇雨天続きで数量が伸び悩み前週比26%の減少となった。群馬県産の価格は保合となった。

ピーマン 茨城県を中心に岩手県等から入荷し、茨城県産春ピーマンのシーズン終盤により前週比22%の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

主な農産物(野菜)の市況(2020年7月第3週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引産地単位(kg)価格
だいこん3169276せり北海道101,296
相対北海道101,296
にんじん1938585せり青森10-
相対青森103,370
キャベツ6878695せり群馬10-
相対群馬10994
レタス2838499せり長野101,296
相対長野101,793
はくさい29492109せり長野15-
相対長野152,203
こまつな459886せり茨城0.2-
相対茨城0.2106
ほうれんそう369087せり群馬0.2181
相対群馬0.2194
ねぎ1349881せり茨城53,240
相対茨城53,154
ブロッコリー1018799せり北海道6-
相対北海道62,700
きゅうり2418478せり福島5-
相対福島52,311
かぼちゃ9310388せり茨城10-
相対茨城103,542
なす1206870せり群馬0.4281
相対群馬0.4285
トマト2477478せり北海道4-
相対北海道41,382
ミニトマト739691せり茨城3-
相対茨城31,685
ピーマン7478104せり茨城0.1597
相対茨城0.1597
とうもろこし16774118せり茨城5-
相対茨城51,339
オクラ168670せり鹿児島0.08-
相対鹿児島0.08-
レイシ21108112せり宮崎3-
相対宮崎31,231
いんげん139672せり福島2-
相対福島22,268
えだまめ558578せり群馬0.25-
相対群馬0.25246
じゃがいも1658375せり静岡10-
相対静岡10-
たまねぎ39693108せり佐賀20-
相対佐賀20-
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/