東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年7月第1週(7月3日〜7月9日)の概況より。
日ごとの動き
8日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,172t(前週比82%、前年同期比92%)。このうち鮮魚類は561t(前週比92%、前年同期比91%)、冷凍魚類は231t(前週比59%、前年同期比94%)、塩干加工品は380t(前週比90%、前年同期比94%)。
7月3日(金) 週末の取引、午後からの雨予報もあり買い気は低調。スルメは2割続伸、アジとイワシは1〜2割上伸、ブリは堅調、サバは強保合、相場全体では堅調。
7月4日(土) 休市前の取引、天候不良や高値嫌気から買い気は低調。アジは弱保合、イワシ、サバはやや値下がり、スルメは底堅い、相場全体では弱保合。
7月6日(月) 週明けの取引、雨市と入荷増で買い気は弱かった。カツオが浜高を受けて5〜7割続伸、スルメは1〜2割下落、イワシ、メジは弱保合、相場全体では軟調。
7月7日(火) 休市前の取引、買い気は振るわなかった。メジ、アジが1〜2割上伸、カツオは高値反動もあり3〜5割反落、スルメは1割続落、相場全体では区々。
7月9日(木) 休市明けの取引、雨市で買い気は振るわなかった。
カツオ 2〜4割反発、アジは1〜2割続伸、イワシは2割下落、スルメは1割続落、相場全体では区々。
品目別の動き
アジ 中型が長崎や宮城、中小型が長崎や島根を主体に入荷。数量は前週に比べ44%減少し、価格は中型が8.5割高、中小型が約7割高。
サバ 宮城を主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は2.5割強高。
イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ21%減少し、価格は4割高。
スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ12%減少し、価格は約0.5割高。
カツオ 千葉や宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ17%減少し、価格は3.5割高。
主な水産物の市況(2020年7月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 39.5 | 92 | 97 | 各地 | 生 | 2,852 |
海外 | 生 | 2,949 | ||||
メバチ | 54.8 | 96 | 109 | 各地※ | 冷凍 | 809 |
アジ | 28.3 | 56 | 50 | 長崎ほか | 中 | 918 |
長崎ほか | 中小 | 756 | ||||
サバ | 25.8 | 98 | 93 | 宮城 | − | 324 |
イワシ | 36.4 | 79 | 82 | 北海道 | − | 460 |
スルメイカ | 27.6 | 88 | 98 | 石川 | − | 644 |
冷スルメイカ | 1.4 | 117 | 47 | 各地 | − | - |
サンマ | 4 | 108 | 60 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 12.3 | 95 | 111 | 北海道 | マ | 486 |
青森ほか | マコ | 486 | ||||
北海道 | アカ | 945 | ||||
北海道 | アサバ | 756 | ||||
ハマチ | 18.3 | 88 | 154 | 愛媛ほか | 野〆 | 810 |
塩サケ | 16.6 | 87 | 84 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 10.2 | 113 | 142 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 33.1 | 83 | 107 | 千葉ほか | − | 670 |
キンメダイ | 6.3 | 105 | 121 | 東京ほか | − | 1,771 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/