イワシ千葉主体。1.5割高

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年6月第4週(6月19日〜6月25日)の概況より。

日ごとの動き

24日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8%の増加。

1日平均取扱数量は総量1,298t(前週比102%、前年同期比99%)。このうち鮮魚類は656t(前週比108%、前年同期比100%)、冷凍魚類は225t(前週比91%、前年同期比104%)、塩干加工品は418t(前週比101%、前年同期比96%)。

6月19日(金) 週末の取引、雨市で買い気は引き続き低調。カツオは3〜4割にアジは1〜2割、スルメは小幅ながら続落、メジは弱保合、相場全体では軟調

6月20日(土) 休市前の取引、前日の雨が響き仲卸らの買い気は弱く、荷動きは停滞気味。イワシとスルメが下落、サバが弱保合、アジやカツオ、ブリなども伸びを欠き、相場全体では弱保合

6月22日(月) 休市明けの取引、買い気はいまひとつさえなかった。スルメが2〜4割反発、アジは1割上伸、イワシは堅調、カツオはしっかり、相場全体では堅調

6月23日(火) 休市前の取引、天候が悪く買い気は低調。アジ、スルメは1〜2割反落、メジは小安い、イワシは小動き、相場全体では小安い

6月25日(木) 休市明けの取引、順調な入荷にもかかわらず悪天候で買い気は弱かった。スルメやアジ、メジは1〜2割続落。イワシとブリは小安く、サバは軟調、相場全体では小幅続落

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が長崎や島根を主体に入荷。数量は前週に比べ28%増加し、価格は中型が3割弱安、中小型が0.5割安。

サバ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ14%増加し、価格はほぼ変わらず。

イワシ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ9%し減少し、価格は1.5割高。

スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ9%増加し、価格は約1割安。

カツオ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ7%減少し、価格は約3割安。

主な水産物の市況(2020年6月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ55.7112124各地2,447
海外3,996
メバチ48.39995各地※冷凍821
アジ46.812896長崎605
長崎ほか中小551
サバ30.9114113千葉264
イワシ42.39176千葉346
スルメイカ35.1109116石川626
冷スルメイカ18334各地-
サンマ3.16756各地解凍-
カレイ20120137北海道405
青森ほかマコ432
北海道アカ513
北海道アサバ-
ハマチ20.9115169愛媛ほか野〆853
塩サケ13.78488北海道トキ-
北海道アキ972
タラ類9.279137岩手ほか648
宮城ぶわ-
カツオ339396千葉475
キンメダイ12.5189136東京ほか1,685
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/