東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年6月第2週(6月5日〜6月11日)の概況より。
日ごとの動き
10日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,209t(前週比86%、前年同期比98%)。このうち鮮魚類は611t(前週比96%、前年同期比99%)、冷凍魚類は218t(前週比63%、前年同期比94%)、塩干加工品は379t(前週比90%、前年同期比100%)。
6月5日(金) 週末の取引、買い気は低調。イワシは堅調、メジは強保合、カツオは保合、スルメは1割続落、サバは軟調、ブリは弱保合、相場全体では小動き。
6月6日(土) 休市前の取引、休み前で買い気は上向き荷動きはおおむね良好。アジとサバが底堅い、カツオが小幅上伸、イワシとスルメも幾分値を上げ、相場全体では強保合。
6月8日(月) 休市明けの取引、入荷が多く買い気は振るわなかった。アジが1〜3割上伸、サバは2割上伸、スルメは強保合、カツオは2割反落、イワシは軟調、相場全体では区々。
6月9日(火) 休市前の取引、買い気は引き続き弱かった。スルメは1割上伸、ブリは堅調、イワシはしっかり、サバは1割反落、アジは小反落、メジは軟調、相場全体では小動き。
6月11日(木) 休市明けの取引、天候の悪化予報などもあって買い気は低調。カツオ、スルメはともに1〜2割反落、メジは小安い、イワシは小動き、相場全体では軟調。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が石川や富山を主体に入荷。数量は前週に比べ35%減少し、価格は中型が7割弱高、中小型が2.5割高。
サバ 千葉や宮城を主体に入荷。数量は前週に比べ7%減少し、価格は1割弱高。
イワシ 鳥取や千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ18%増加し、価格は2割弱高。
スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は約0.5割高。
カツオ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加し、価格は1割高。
主な水産物の市況(2020年6月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 54 | 189 | 119 | 各地 | 生 | 2,690 |
海外 | 生 | 2,180 | ||||
メバチ | 52.4 | 108 | 95 | 各地※ | 冷凍 | 835 |
アジ | 41.3 | 65 | 69 | 長崎 | 中 | 745 |
石川ほか | 中小 | 540 | ||||
サバ | 27.8 | 93 | 94 | 千葉ほか | − | 298 |
イワシ | 47.1 | 118 | 155 | 鳥取ほか | − | 281 |
スルメイカ | 35.7 | 102 | 233 | 石川 | − | 566 |
冷スルメイカ | 1 | 100 | 25 | 各地 | − | - |
サンマ | 3.8 | 93 | 56 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 22.5 | 119 | 130 | 北海道 | マ | 389 |
青森ほか | マコ | 405 | ||||
北海道 | アカ | 572 | ||||
北海道 | アサバ | 648 | ||||
ハマチ | 15.1 | 90 | 127 | 愛媛ほか | 野〆 | 918 |
塩サケ | 13.1 | 69 | 89 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 10.1 | 91 | 133 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 23.8 | 108 | 59 | 千葉 | − | 907 |
キンメダイ | 12.1 | 98 | 133 | 東京ほか | − | 1,512 |
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/