カツオ、キンメ、メバチなど増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年6月第1週(5月29日〜6月4日)の概況より。

日ごとの動き

3日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ14%の増加。

1日平均取扱数量は総量1,406t(前週比127%、前年同期比100%)。このうち鮮魚類は636t(前週比114%、前年同期比94%)、冷凍魚類は347t(前週比189%、前年同期比114%)、塩干加工品は424t(前週比114%、前年同期比98%)。

5月29日(金) 週末の取引、入荷は減少したが買い気は振るわなかった。アジが2割続落、サバは2割下落、スルメは1〜2割反落、ブリは1〜2割下落、カツオは軟調、相場全体では続落

5月30日(土) 休市前の取引、月末の取り引とあって仲卸らの買い気は休み前にしては低調。アジが安値継続、イワシとスルメが値下がり、サバやブリなども伸び悩む展開、相場全体では弱保合

6月1日(月) 休市明けの取引、月替わりと週明けで買い気は上向き。アジが2割上伸、サバはしっかり、スルメは1〜2割続落、カツオとブリはともに軟調、相場全体では区々

6月2日(火) 休市前の取引、買い気が弱まり荷動きは鈍化。アジが2〜3割反落、カツオとメジはともに小安い、サバは軟調、イワシは弱保合、相場全体では小幅安。

6月4日(木) 休市明けの取引、買い気はいまひとつ。アジは小幅続落、スルメは小反落、イワシとメジは軟調。相場全体では軟調

品目別の動き

アジ 中型が長崎や千葉、中小型が新潟や鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ14%増加し、価格は中型がわずかに上昇、中小型が4割弱高。

サバ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ7%増加し、価格は0.5割強安。

イワシ 鳥取を主体に入荷。数量は前週に比べ6%増加し、価格は約2割安。

スルメイカ 石川を主体に入荷。数量は前週に比べ2.1倍に増加し、価格は3割弱安。

カツオ 千葉を主体に入荷。数量は前週に比べ39%増加し、価格は1.5割強安。

主な水産物の市況(2020年6月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ28.611467各地4,938
海外3,489
メバチ48.612397各地※冷凍827
アジ63.911487長崎ほか443
新潟ほか中小432
サバ3010796千葉277
イワシ39.9106102鳥取238
スルメイカ34.9212209石川544
冷スルメイカ19126各地-
サンマ4.111491各地解凍-
カレイ18.990121北海道410
青森ほかマコ392
北海道アカ486
北海道アサバ378
ハマチ16.8111138愛媛ほか野〆918
塩サケ19.114696北海道トキ-
北海道アキ972
タラ類11.197137岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ22.113955千葉821
キンメダイ12.313799東京ほか1,469
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/