東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年5月第4週(5月22日〜5月28日)の概況より。
日ごとの動き
27日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量1,111t(前週比94%、前年同期比89%)。このうち鮮魚類は556t(前週比102%、前年同期比86%)、冷凍魚類は183t(前週比78%、前年同期比81%)、塩干加工品は372t(前週比91%、前年同期比97%)。
5月22日(金) 週末の取引、入荷が減ったこともあり、荷動きは順調。サバが2割続伸、アジは小幅上伸、スルメは堅調、イワシはしっかり、相場全体では堅調。
5月23日(土) 休市前の取引、荷動きはやや回復。アジが4〜5割続伸、カツオは強保合、スルメは小幅安、ブリも小安く、サバは軟調、イワシは弱保合、相場全体では区々。
5月25日(月) 休市明けの取引、買い気はやや上向き。アジが2〜3割反落、イワシは2〜3割下落、スルメは2〜3割続落、相場全体では軟調。
5月26日(火) 休市前の取引、天候の悪化予報などから買い気は振るわず。イワシが1〜2割反発、メジは堅調、スルメは1割続落、カツオは1割下落、相場全体では小動き。
5月28日(木) 休市明けの取引、順調な入荷だが買い気は振るわなかった。アジは2〜3割下落、イワシは1〜2割反落、サバは軟調、相場全体では小安い。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が新潟主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加、価格は中型が0.5割高、中小型が2割安。
サバ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格はわずかに下落。
イワシ 鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ26%増加し、価格は1.5割強高。
スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ56%増加し、価格は2.5割弱安。
カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ36%増加し、価格はわずかに上昇。
主な水産物の市況(2020年5月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 25.1 | 70 | 82 | 各地 | 生 | 3,592 |
海外 | 生 | 5,940 | ||||
メバチ | 39.6 | 87 | 75 | 各地※ | 冷凍 | 836 |
アジ | 56.2 | 102 | 88 | 長崎 | 中 | 432 |
新潟 | 中小 | 313 | ||||
サバ | 28 | 101 | 93 | 千葉 | − | 298 |
イワシ | 37.7 | 126 | 119 | 鳥取 | − | 302 |
スルメイカ | 16.5 | 156 | 125 | 石川 | − | 760 |
冷スルメイカ | 1.1 | 79 | 31 | 各地 | − | - |
サンマ | 3.6 | 97 | 90 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 21.1 | 102 | 164 | 北海道 | マ | 378 |
青森ほか | マコ | 419 | ||||
北海道 | アカ | 486 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 15.2 | 113 | 125 | 愛媛ほか | 野〆 | 918 |
塩サケ | 13.1 | 88 | 79 | 北海道 | トキ | - |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 11.4 | 107 | 165 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 15.9 | 136 | 32 | 千葉 | − | 994 |
キンメダイ | 9 | 115 | 93 | 東京ほか | − | 1,512 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/