レタス、ピーマンに不足感あり

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年4月第4週（4月24日〜4月30日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年4日。

1日平均入荷量は総量5,727t（前週比101％、前年同期比91％）。

前週比ではたけのこ、ふき、ミニトマト等が減少したが、そらまめ、なす、にんじん等が増加し、1％の微増となった。

前年同期比では、たまねぎ、にんじん、そらまめ等が増加したが、ふき、レタス、たけのこ等が減少したため、9％の減少となった。

市況は、前週比が区々、前年同期比が強保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県等から入荷し、前週比8％の増加となった。連休前で引き合いはあり、千葉県産の価格は強含みとなった。

にんじん　徳島県を中心に千葉県等から入荷した。前週比13％の増加となった。徳島県産の価格は保合となった。

キャベツ　愛知県、千葉県等から入荷したが、千葉県産が増量するものの神奈川県産は終盤で減少し、愛知県産も少なかったため、前週比12％の減少となった。愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、茨城県産、兵庫県産で気温が低く生育が鈍いため数量が少なく、前週比12％の減少となった。不足感が高まり相場は上昇し、茨城県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷し、前週比4％の増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。千葉県産の価格は強保合となった。

きゅうり　群馬県、埼玉県等から入荷し、前週比で増減なしとなった。群馬県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比14％の増加となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷し、前週比1％の微増となった。荷動きが良好になり、熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に高知県等から入荷したが、前年同期比9％の減少となった。引き合いに対し不足感があり、前年同期比で茨城県産の価格は強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年4月第4週）