鮮魚の取扱量が前週より微増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年4月第4週(4月24日〜4月30日)の概況より。

日ごとの動き

29日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ、わずかに増加。

1日平均取扱数量は総量1,261t(前週比105%、前年同期比80%)。このうち鮮魚類は545t(前週比102%、前年同期比72%)、冷凍魚類は255t(前週比108%、前年同期比90%)、塩干加工品は461t(前週比107%、前年同期比87%)。

4月24日(金) 週末の取引、荷動きはいまひとつ。カツオの千葉産がほぼ倍額に急伸、アジは続伸、スルメとブリは小安く相場全体では、区々

4月25日(土) 休市前の取引、休み前の前荷簿から買われ、荷動きはおおむね良好。アジが小幅続伸、サバは小幅下落し、イワシとブリは軟調で相場全体では、小動き

4月27日(月) 休市明けの取引、買い気は上向き。カツオが2〜3割下落、アジは2割反落、メジは堅調、サバは強保合、相場全体では、小甘い

4月28日(火) 休市前の取引、順調な入荷だが買い気は弱かった。サバがしっかり、メジは強保合、アジは2〜3割続落、ブリは弱保合、相場全体では、小動き

4月30日(木) 休市明けの取引、買い気はまずまず。イワシ、スルメが1〜2割下落、メジは小安く、サバは軟調、相場全体では小幅下落

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が島根を主体に入荷。前週に比べ数量は5%減少し、価格は中型が1割弱高、中小が前年同期比で1割弱安。

サバ 鹿児島や三重を主体に入荷。前週に比べ数量は7%減少し、価格は約1割高。

イワシ 石川を主体に入荷。前週に比べ数量は8%増加し、価格は1割弱安。

スルメイカ 長崎や富山を主体に入荷。前週に比べ数量は28%減少し、価格は約1.5割高。

カツオ 千葉や鹿児島を主体に入荷。前週に比べ数量は23%減少し、価格は5割高。

ムキカキ 5%減少し、三陸産の価格は変わらず。

主な水産物の市況(2020年4月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ19.811738各地3,520
海外2,862
メバチ50.67388各地※冷凍856
アジ41.49562長崎572
島根中小522
サバ32.19393鹿児島ほか264
イワシ38.5108145石川259
スルメイカ9.772154長崎ほか1,149
冷スルメイカ116716各地-
サンマ4.78789各地解凍-
カレイ20.98687北海道400
宮城ほかマコ-
北海道アカ421
北海道アサバ540
ハマチ16.59482愛媛ほか野〆918
塩サケ19.212672北海道トキ2,128
北海道アキ972
タラ類12.393141岩手ほか684
宮城ぶわ-
カツオ10.27732千葉ほか1,037
キンメダイ8.313891東京ほか1,598
ムキカキ3.795128三陸882
各地994
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/