いちご弱含み、アンデス強含み

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2020年4月第1週(4月3日〜4月9日)の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,106t(前週比94%、前年同期比91%)。

前週比では、あまなつかんなどが増加したが、はっさく、清見、キウイなどが減少したため、6%の減少となった。

前年同期比では、河内晩柑、あまなつかん、こだますいかなどが増加したが、はっさく、不知火、清見などが減少したため9%の減少となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

あまなつかん 熊本県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比は17%の増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

はっさく 和歌山県を中心に入荷したが、前週比25%の減少となった。和歌山県産の価格は強含みとなった。

不知火 熊本県、愛媛県を中心に入荷したが、前週比12%の減少となった。熊本県産の価格は強保合となった。

清見 愛媛県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比22%の減少となった。愛媛県産の価格は弱保合となった。

りんご 青森県を中心に入荷したが、前週比17%の減少となった。青森県産「ふじ」の価格は強保合、「王林」の価格は保合となった。

いちご 栃木県、福岡県を中心に入荷したが、前週比11%の減少となった。栃木県産「とちおとめ」、佐賀県産「さがほのか」の価格はともに弱含みとなった。

アールスメロン 静岡県を中心に入荷し、前週比は増減なしとなった。静岡県産の価格は弱保合となった。

アンデスメロン 熊本県を中心に入荷したが、前年同期比18%の減少となった。前年同期比で熊本県産の価格は強含みとなった。

こだますいか 茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前年同期比4%の増加となった。前年同期比で茨城県産の価格は強含みとなった。

キウイ 福岡県を中心に和歌山県等から入荷したが、前年同期比21%の減少となった。前年同期比で愛媛県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物(果実)の市況(2020年4月第1週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引品種産地単位(kg)価格
あまなつかん68117105せり熊本10-
相対熊本102,030
はっさく307554せり和歌山10-
相対和歌山102,484
河内晩柑42-110せり愛媛7-
相対愛媛7-
不知火878874せり熊本54,104
相対熊本52,592
清見667875せり愛媛10-
相対愛媛103,267
りんご2278382せりふじ青森104,622
王林青森103,645
相対ふじ青森104,104
王林青森103,499
いちご1868985せりとちおとめ栃木0.28287
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.27-
紅ほっぺ静岡0.28-
相対とちおとめ栃木0.28307
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.27313
紅ほっぺ静岡0.28-
アールスメロン1010096せり静岡1875
相対静岡11,080
アンデスメロン3-82せり熊本5-
相対熊本53,996
すいか57-103せり熊本15-
相対熊本15-
こだますいか13-104せり茨城84,860
相対茨城84,104
キウイ267997せり愛媛3.6-
相対愛媛3.62,052
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/