東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年3月第4週(3月20日〜3月26日)の概況より。
日ごとの動き
3月25日(水)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ39%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,404t(前週比119%、前年同期比105%)。このうち鮮魚類は709t(前週比139%、前年同期比109%)、冷凍魚類は215t(前週比72%、前年同期比81%)、塩干加工品は480t(前週比127%、前年同期比113%)。
3月21日(土) 休市の合間の取引、買い気はまずまず。アジやイワシ、カツオ、スルメ、ブリが値を下げるなど、相場全体では続落。
3月23日(月) 週明けの取引、買い気は低調。アジやイワシが値を下げるなど、相場全体では弱保合。
3月24日(火) 休市前の取引、買い気は今一つ。イワシやスルメが値を下げるなど、相場全体では小動き。
3月26日(木) 休市明けの取引、買い気は低調。アジやサバが値を下げるなど、相場全体では小安い。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が新潟主体に入荷。前週に比べ数量は約2.5倍に増加し、価格は中型が5.5割安、中小型が約5割安。
サバ 三重主体に入荷。前週に比べ数量は36%増加し、価格は0.5割強安。
イワシ 鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は36%増加し、価格は約0.5割安。
スルメイカ 長崎主体に入荷。前週に比べ数量は約1.9倍に増加し、価格は約2割安。
カツオ 愛媛や宮崎主体に入荷。前週に比べ数量は約2倍に増加し、価格は0.5割強安。
ムキカキ わずかに増加し、三陸産の価格は2割弱安。
主な水産物の市況(2020年3月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 34.6 | 140 | 89 | 各地 | 生 | 4,217 |
海外 | 生 | 5,106 | ||||
メバチ | 40.2 | 38 | 65 | 各地※ | 冷凍 | 938 |
アジ | 62.4 | 246 | 172 | 長崎 | 中 | 446 |
新潟 | 中小 | 378 | ||||
サバ | 43.1 | 136 | 110 | 三重 | − | 367 |
イワシ | 44.5 | 136 | 217 | 鳥取 | − | 297 |
スルメイカ | 22.3 | 191 | 228 | 長崎 | − | 886 |
冷スルメイカ | 1 | 111 | 40 | 各地 | − | - |
サンマ | 4.5 | 94 | 78 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 23.6 | 151 | 122 | 北海道 | マ | 473 |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | 513 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 29 | 117 | 132 | 愛媛ほか | 野〆 | 918 |
塩サケ | 18.9 | 130 | 104 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 14.2 | 104 | 117 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 17.4 | 198 | 85 | 愛媛ほか | − | 1,053 |
キンメダイ | 6.3 | 105 | 68 | 東京ほか | − | 2,106 |
ムキカキ | 9.7 | 103 | 124 | 三陸 | − | 1,233 |
各地 | − | 1,134 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/