柑橘類とキウイ強保合・強含み

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年3月第4週（3月20日〜3月26日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週4日、前週6日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,305t（前週比112％、前年同期比96％）。

前週比では、いよかん、みかん、せとかなどが減少したが、あまなつかん、いちご、アールスメロンなどが増加したため、12％の増加となった。

前年同期比では、みかん、りんご、アールスメロンなどが増加したが、不知火、はっさく、清見などが減少したため4％の減少となった。

市況は前週比で強含み、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

みかん　静岡県、香川県から入荷したが、前週比60％の大幅な減少となった。静岡県産の価格は強保合となった。

あまなつかん　熊本県を中心に愛媛県等から入荷し、週の後半から三重県産の販売が始まり、前週比48％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は強保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、前週比89％の大幅な減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に愛媛県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。和歌山県産の価格は強含みとなった。

不知火　熊本県、愛媛県から入荷し、前週比で増減なしとなった。お彼岸とみかんの入荷量減少で引き合いが強まり、熊本県産の価格は強保合となった。

せとか　愛媛県を中心に入荷したが、前週比15％の減少となった。引き合いが強く、愛媛県産の価格は強含みとなった。

清見　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷し、佐賀県産のハウス物の販売が始まり、前週比25％の増加となった。愛媛県産の価格は弱含みとなった。

りんご　青森県を中心に入荷し、前週比19％の増加となった。青森県産「ふじ」の価格は保合、「王林」の価格は弱含みとなった。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷したが、前週比38％の大幅な増加となった。相場は横ばいで推移し、栃木県産「とちおとめ」、佐賀県産「さがほのか」の価格はともに保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に高知県等から入荷し、前週比31％の大幅な増加となった。静岡県産の価格は弱保合となった。

キウイ　福岡県を中心に和歌山県等から入荷したが、前進出荷が続いていたため、前週比9％の減少となった。福岡県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2020年3月第4週）