さといも、ごぼう、キャベツ増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年3月第3週（3月13日〜3月19日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週6日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量4,866t（前週比93％、前年同期比95％）。

前週比ではさといも、ごぼう、キャベツ等が増加したが、じゃがいも、なのはな、にんじん等が減少したため、7％の減少となった。

前年同期比では、さといも、たまねぎ、はくさい等が増加したが、にんじん、なのはな、セルリー等が減少したため、5％の減少となった。

市況は、前週比、前年同期比ともに区々となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県、北海道等から入荷したが、神奈川県産が終盤に入ったため前週比12％の減少となった。神奈川県産の価格は弱保合となった。

にんじん　徳島県を中心に千葉県等から入荷したが、徳島県産はまだ増え切らず、千葉県産等は残量が少ない出回りのため前週比18％の減少となった。家庭需要により相場は上昇し徳島県産の価格は強保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷し、前週比10％の増加となった。愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、静岡県産が終盤に入ったため前週比7％の減少となった。茨城県産の価格は保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、茨城県産の秋冬作の減少と冷え込みにより春作の数量が伸びなかったため前週比16％の減少となった。茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に埼玉県等から入荷したが、冷え込みにより前週比14％の減少となった。量販店需要で荷動きはよく群馬県産の価格は強含みとなった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。業務・給食需要の減退で荷動きは鈍く千葉県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　群馬県、千葉県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。外食系の荷動きは鈍く群馬県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、高知県産等が増量傾向のため前週比9％の増加となった。高知県産の価格は保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比11％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　宮崎県、茨城県等から入荷したが、前週比12％の減少となった。宮崎県産の価格は保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2020年3月第3週）