東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年3月第2週(3月6日〜3月12日)の概況より。
日ごとの動き
11日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ13%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,147t(前週比87%、前年同期比93%)。このうち鮮魚類は522t(前週比87%、前年同期比89%)、冷凍魚類は217t(前週比76%、前年同期比83%)、塩干加工品は409t(前週比93%、前年同期比105%)。
3月6日(金) 週末の取引、買い気は低調。スルメが値を上げる一方、カツオは値を下げるなど、相場全体では小動き。
3月7日(土) 休市前の取引、買い気は引き続き低調。アジやスルメが値を上げる一方、サバやブリは値を下げるなど、相場全体では高安区々。
3月9日(月) 週明けの取引、買い気は引き続き低調。サバやイワシが値を上げるなど、相場全体では強保合。
3月10日(火) 休市前の取引、買い気は引き続き低調。イワシやカツオ、スルメ、ブリが値を上げるなど、相場全体では上伸。
3月12日(木) 休市明けの取引、買い気はやや上向き。アジやイワシが値を上げるなど、相場全体ではしっかり。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が新潟主体に入荷。前週に比べ数量は9%減少し、価格は中型が約1.5割高、中小型が2.5割安。
サバ 三重主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに減少し、価格はわずかに上昇。
イワシ 鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は6%増加し、価格は約2割高。
スルメイカ 長崎や富山主体に入荷。前週に比べ数量は39%減少し、価格は2.5割高。
カツオ 鹿児島や宮崎主体に入荷。前週に比べ数量は41%増加し、価格は3.5割安。
ムキカキ 16%減少し、三陸産の価格は1.5割強安。
主な水産物の市況(2020年3月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 25.5 | 75 | 69 | 各地 | 生 | 3,578 |
海外 | 生 | 5,402 | ||||
メバチ | 41.1 | 91 | 57 | 各地※ | 冷凍 | 939 |
アジ | 35.6 | 91 | 66 | 長崎 | 中 | 702 |
新潟 | 中小 | 346 | ||||
サバ | 40.9 | 97 | 103 | 三重 | − | 315 |
イワシ | 32.9 | 106 | 310 | 鳥取 | − | 339 |
スルメイカ | 12.4 | 61 | 109 | 長崎ほか | − | 1,106 |
冷スルメイカ | 1.3 | 163 | 68 | 各地 | − | - |
サンマ | 4.9 | 126 | 98 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 18.8 | 97 | 125 | 北海道 | マ | 360 |
青森ほか | マコ | 594 | ||||
北海道 | アカ | 508 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 25.7 | 78 | 123 | 愛媛ほか | 野〆 | 918 |
塩サケ | 16.6 | 88 | 97 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 17.3 | 89 | 119 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 13.3 | 141 | 73 | 鹿児島ほか | − | 745 |
キンメダイ | 6.9 | 59 | 88 | 東京ほか | − | 1,922 |
ムキカキ | 9.6 | 84 | 91 | 三陸 | − | 1,227 |
各地 | − | 1,134 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/