熊本中心にあまなつかんが増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2020年3月第2週（3月6日〜3月12日）の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,337t（前週比99％、前年同期比98％）。

前週比では、あまなつかん、せとか、はっさくなどが増加したが、みかん、りんご、不知火などが減少したため、1％の微減となった。

前年同期比では、いよかん、キウイ、はっさくなどが増加したが、りんご、みかん、あまなつかんなどが減少したため2％の減少となった。

市況は前週比で区々、前年同期比で強含みとなった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に徳島県等から入荷したが、前週比33％の大幅な減少となった。静岡県産の価格は強含みとなった。

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比65％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は強保合となった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、前週比3％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に愛媛県等から入荷し、和歌山県産が今週より多くなっており、前週比8％の増加となった。荷動きがよくなり和歌山県産の価格は強含みとなった。

不知火　熊本県、愛媛県から入荷したが、前週比5％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

せとか　愛媛県を中心に愛知県等から入荷し、前週比16％の増加となった。愛媛県産の価格は弱含みとなった。

清見　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。引き合いは前週に引き続き弱く、愛媛県産の価格は弱保合となった。

りんご　青森県を中心に入荷したが、前週比8％の減少となった。青森県産「ふじ、王林」の価格はともに保合となった。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷したが、入荷量は小玉傾向なため若干減少し、前週比3％の減少となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は弱含み、佐賀県産「さがほのか」の価格は保合となった。

キウイ　福岡県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。福岡県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2020年3月第2週）