東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年3月第1週(2月28日〜3月5日)の概況より。
日ごとの動き
4日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週とほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,324t(前週比110%、前年同期比92%)。このうち鮮魚類は599t(前週比99%、前年同期比90%)、冷凍魚類は286t(前週比140%、前年同期比83%)、塩干加工品は439t(前週比112%、前年同期比102%)。
2月28日(金) 週末の取引、買い気は低調。イワシやスルメが値を下げるなど、相場全体では弱保合。
2月29日(土) 月末の土曜市の取引、買い気は引き続き低調。サバやカツオ、メジが値を下げるなど、相場全体では小幅下落。
3月2日(月) 週明けの取引、買い気は引き続き低調。サバが値を上げる一方、アジやカツオ、スルメ、ブリは値を下げるなど、相場全体では高安区々。
3月3日(火) 休市前の取引、買い気は引き続き低調。サバやイワシ、ブリが値を下げるなど、相場全体では軟調。
3月5日(木) 休市明けの取引、買い気はやや上向き。アジやカツオ、スルメ、ブリが値を上げるなど、相場全体では小高い。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が富山や石川主体に入荷。前週に比べ数量は22%減少し、価格は中型が約3.5割安、中小型が0.5割強高。
サバ 三重主体に入荷。前週に比べ数量は8%減少し、価格は1.5割弱高。
イワシ 鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は10%増加し、価格は2.5割弱安。
スルメイカ 長崎主体に入荷。前週に比べ数量は7%増加し、価格は1割弱安。
カツオ 鹿児島主体に入荷。前週に比べ数量は34%増加し、価格は1.5割強安。
ムキカキ 15%減少し、三陸産の価格は1.5割弱安。
主な水産物の市況(2020年3月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 34.2 | 101 | 95 | 各地 | 生 | 4,068 |
海外 | 生 | 3,303 | ||||
メバチ | 45.3 | 96 | 53 | 各地※ | 冷凍 | 969 |
アジ | 39.2 | 78 | 68 | 長崎 | 中 | 616 |
富山ほか | 中小 | 464 | ||||
サバ | 42.2 | 92 | 101 | 三重 | − | 307 |
イワシ | 31.1 | 110 | 155 | 鳥取 | − | 285 |
スルメイカ | 20.2 | 107 | 152 | 長崎 | − | 886 |
冷スルメイカ | 0.8 | 89 | 42 | 各地 | − | - |
サンマ | 3.9 | 91 | 81 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 19.4 | 140 | 118 | 北海道 | マ | 392 |
青森ほか | マコ | 468 | ||||
北海道 | アカ | 513 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 33 | 81 | 157 | 愛媛ほか | 野〆 | 918 |
塩サケ | 18.8 | 115 | 92 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 19.4 | 89 | 122 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 9.4 | 134 | 56 | 鹿児島 | − | 1,145 |
キンメダイ | 11.6 | 143 | 147 | 東京ほか | − | 2,398 |
ムキカキ | 11.4 | 85 | 104 | 三陸 | − | 1,480 |
各地 | − | 1,234 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/