カツオ倍増 宮崎・鹿児島から

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年2月第4週(2月21日〜2月27日)の概況より。

日ごとの動き

24日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。

1日平均取扱数量は総量1,202t(前週比96%、前年同期比96%)。このうち鮮魚類は606t(前週比102%、前年同期比97%)、冷凍魚類は204t(前週比73%、前年同期比81%)、塩干加工品は392t(前週比101%、前年同期比103%)。

2月21日(金) 週末の取引、買い気は低調。メジが値を下げ、イワシ、スルメは保合など、相場全体では弱保合

2月22日(土) 連休前の取引、買い気は引き続き低調。アジやカツオが値を下げるなど、相場全体では弱保合

2月25日(火) 連休明けの取引、買い気は引き続き低調。カツオやスルメ、ブリ、メジが値を下げるなど、相場全体では下落

2月26日(水) 水曜市の取引、買い気は引き続き低調。イワシやカツオが値を上げるなど、相場全体では堅調

2月27日(木) 週半ばの取引、買い気は引き続き低調。イワシやカツオ、スルメ、ブリが値を上げるなど、相場全体では続堅調

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が富山や鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は5%増加し、価格は中型が約1.7倍に上昇、中小型が約1割安。

サバ 三重主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は3.5割安。

イワシ 鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は3%減少し、価格は0.5割安。

スルメイカ 長崎や富山主体に入荷。前週に比べ数量は5%減少し、価格は1.5割高。

カツオ 宮崎や鹿児島主体に入荷。前週に比べ数量は約2.3倍に増加し、価格は約0.5割安。

ムキカキ 6%減少し、三陸産の価格はほぼ変わらず。

主な水産物の市況(2020年2月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ33.988103各地4,134
海外3,006
メバチ47.48492各地※冷凍986
アジ50.1105167長崎934
富山ほか中小432
サバ46.1100110三重272
イワシ28.49795鳥取369
スルメイカ18.895159長崎ほか963
冷スルメイカ0.912929各地-
サンマ4.310890各地解凍-
カレイ13.911484北海道540
青森ほかマコ-
北海道アカ675
北海道アサバ540
ハマチ40.9105154愛媛ほか野〆918
塩サケ16.410989北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類21.787115岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ723342宮崎ほか1,382
キンメダイ8.19483東京ほか2,506
ムキカキ13.49497三陸1,704
各地1,291
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/