東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年2月第3週(2月14日〜2月20日)の概況より。
日ごとの動き
19日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週とほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,257t(前週比105%、前年同期比103%)。このうち鮮魚類は592t(前週比100%、前年同期比96%)、冷凍魚類は278t(前週比127%、前年同期比125%)、塩干加工品は386t(前週比100%、前年同期比103%)。
2月14日(金) 週末の取引、買い気は今一つ。アジやメジが値を下げるなど、相場全体では弱保合。
2月15日(土) 休市前の取引、買い気はやや上向き。サバ、イワシ、スルメが保合など、相場全体では保合。
2月17日(月) 休市明けの取引、買い気は低調。アジやサバ、スルメ、ブリが値を下げるなど、相場全体では軟調。
2月18日(火) 休市前の取引、買い気はやや上向き。スルメやブリが値を上げるなど、相場全体では強保合。
2月20日(木) 休市明けの取引、買い気は低調。スルメやメジが値を上げる一方、アジやサバ、イワシは値を下げるなど、相場全体では高安区々。
品目別の動き
アジ 中型が長崎や鳥取、中小型が富山主体に入荷。前週に比べ数量は4%増加し、価格は中型が約1割高、中小型が約0.5割安。
サバ 長崎や高知主体に入荷。前週に比べ数量は19%増加し、価格は約1.6倍に上昇。
イワシ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は11%増加し、価格は変わらず。
スルメイカ 富山主体に入荷。前週に比べ数量は37%増加し、価格は約0.5割安。
カツオ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は約1.7倍に増加し、価格はほぼ変わらず。
ムキカキ 6%減少し、三陸産の価格は1割強安。
主な水産物の市況(2020年2月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 38.4 | 116 | 120 | 各地 | 生 | 4,833 |
海外 | 生 | 3,972 | ||||
メバチ | 56.6 | 100 | 111 | 各地※ | 冷凍 | 1,000 |
アジ | 47.5 | 104 | 118 | 長崎ほか | 中 | 540 |
富山 | 中小 | 486 | ||||
サバ | 46.1 | 119 | 112 | 長崎ほか | − | 419 |
イワシ | 29.3 | 111 | 95 | 千葉 | − | 389 |
スルメイカ | 19.7 | 137 | 141 | 富山 | − | 834 |
冷スルメイカ | 0.7 | 70 | 10 | 各地 | − | - |
サンマ | 4 | 82 | 95 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 12.2 | 142 | 86 | 北海道 | マ | 432 |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | 756 | ||||
北海道 | アサバ | 324 | ||||
ハマチ | 38.8 | 90 | 137 | 愛媛ほか | 野〆 | 918 |
塩サケ | 15.1 | 99 | 79 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 24.9 | 92 | 118 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 3 | 167 | 28 | 千葉 | − | 1,469 |
キンメダイ | 8.6 | 123 | 108 | 東京ほか | − | 2,441 |
ムキカキ | 14.3 | 94 | 95 | 三陸 | − | 1,722 |
各地 | − | 1,288 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/