不知火、いちご、りんごが増

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2020年2月第1週(1月31日〜2月6日)の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,645t(前週比102%、前年同期比90%)。

前週比では、キウイ、みかん、いよかんなどが減少したが、不知火、いちご、りんごなどが増加したため2%の増加となった。

前年同期比では、キウイ、アールスメロン、はっさくなどが増加したが、ポンカン、あまなつかん、いよかんなどが減少したため10%の減少となった。

市況は、前週比、前年同期比ともに区々となった。

品目別の動き

みかん 静岡県を中心に長崎県等から入荷したが、長崎県産、和歌山県産の出荷が徐々に減少し始めており、前週比13%の減少となった。静岡県産普通みかんの価格は強保合となった。

ポンカン 愛媛県を中心に熊本県等から入荷し、前週比5%の増加となった。小玉中心に引き合いが出ているものの全体は弱く、愛媛県産の価格は弱保合となった。

いよかん 愛媛県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比11%の減少となった。愛媛県産の価格は弱含みとなった。

不知火 熊本県を中心に愛媛県等から入荷し、前週比51%の大幅な増加となった。熊本県産の価格は弱保合となった。

きんかん 宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比4%の減少となった。若干鈍い荷動きとなっており、宮崎県産の価格は弱保合となった。

りんご 青森県を中心に入荷し、前週比12%の増加となった。青森県産「ふじ」の価格は保合、「王林」の価格は強含みとなった。

いちご 栃木県、福岡県等から入荷し、入荷量は徐々に増えてきており、前週比36%の大幅な増加となった。栃木県産「とちおとめ」、佐賀県産「さがほのか」の価格はともに保合となった。

アールスメロン 静岡県を中心に宮崎県等から入荷し、前年同期比19%の増加となった。静岡県産の価格は弱保合となった。

キウイ 福岡県を中心に和歌山県等から入荷したが、前週比19%の減少となった。福岡県産の価格は強含みとなった。

主な農産物(果実)の市況(2020年2月第1週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引品種産地単位(kg)価格
みかん5398791せり普通静岡104,293
相対普通静岡103,629
ポンカン7610577せり愛媛102,376
相対愛媛101,879
あまなつかん17-83せり熊本10-
相対熊本102,160
いよかん1168983せり愛媛101,728
相対愛媛102,095
はっさく39112106せり和歌山10-
相対和歌山10-
不知火7515196せり熊本53,294
相対熊本52,646
せとか11--せり愛媛32,484
相対愛媛32,565
きんかん159696せり宮崎3-
相対宮崎32,419
りんご26411283せりふじ青森103,845
王林青森103,370
相対ふじ青森103,629
王林青森103,348
いちご16613690せりとちおとめ栃木0.28423
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.27-
紅ほっぺ静岡0.28-
相対とちおとめ栃木0.28432
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.27446
紅ほっぺ静岡0.28-
アールスメロン8105119せり静岡11,544
相対静岡11,944
キウイ4681131せり福岡3.6-
相対福岡3.62,016
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/