キウイ増加。福岡、和歌山など

東京都中央卸売市場(大田市場業務課)が発表した2020年1月第4週(1月24日〜1月30日)の概況より。

日ごとの動き

開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

1日平均入荷量は総量1,619t(前週比90%、前年同期比89%)。

前週比ではキウイ、いよかん、きんかんなどが増加したが、みかん、ポンカン、不知火などが減少したため、10%の減少となった。

前年同期比では、キウイ、きんかん、アールスメロンなどが増加したが、りんご、ポンカン、いちごなどが減少したため、11%の減少となった。

市況は前週比で弱保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

みかん 静岡県を中心に長崎県等から入荷したが、愛媛県産、長崎県産、和歌山県産の入荷が徐々に減少しており、前週比21%の減少となった。愛媛県産普通の価格は保合となった。

ポンカン 愛媛県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比20%の減少となった。愛媛県産の価格は弱保合となった。

いよかん 愛媛県を中心に熊本県等から入荷し、前週比15%の増加となった。引き合いが弱く、愛媛県産の価格は弱保合となった。

はっさく 和歌山県を中心に広島県等から入荷し、前週比7%の増加となった。寒さが厳しく引き合いが弱まり、熊本県産の価格は弱保合となった。

不知火 熊本県を中心に佐賀県等から入荷したが、前週比8%の減少となった。無加温と露地物の販売となり荷動きが鈍くなったため、熊本県産の価格は弱含みとなった。

きんかん 宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比13%の増加となった。荷動きが鈍く、宮崎県産の価格は弱保合となった。

りんご 青森県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比4%の減少となった。ともに青森県産で価格は「ふじ」で保合、「王林」で弱保合となった。

いちご 栃木県を中心に福岡県等から入荷し、前週比11%の増加となった。栃木県産「とちおとめ」、佐賀県産「さがほのか」の価格はともに保合となった。

キウイ 福岡県を中心に和歌山県等から入荷し、福岡県産、愛媛県産からの出荷量も多くなってきており、前週比61%の大幅な増加となった。福岡県産の価格は保合となった。

主な農産物(果実)の市況(2020年1月第4週)

品目1日平均入荷量(t)前週比(%)前年同期比(%)取引品種産地単位(kg)価格
みかん61779103せり普通静岡10-
相対普通静岡103,186
ポンカン728073せり愛媛102,376
相対愛媛102,430
いよかん13111585せり愛媛10-
相対愛媛102,225
はっさく3510786せり和歌山10-
相対和歌山101,890
不知火509291せり熊本53,024
相対熊本52,862
きんかん16113106せり宮崎33,672
相対宮崎32,614
りんご2359669せりふじ青森103,715
王林青森103,024
相対ふじ青森103,672
王林青森103,175
いちご12211173せりとちおとめ栃木0.28432
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.27-
紅ほっぺ静岡0.28-
相対とちおとめ栃木0.28428
あまおう福岡0.27-
さがほのか佐賀0.27454
紅ほっぺ静岡0.28-
アールスメロン8102105せり静岡12,041
相対静岡1-
キウイ57161146せり福岡3.6-
相対福岡3.61,944
入荷量は東京都中央卸売市場全体、相場は大田市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場大田市場業務課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/