東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年1月第3週(1月17日〜1月23日)の概況より。
日ごとの動き
22日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ4%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,242t(前週比101%、前年同期比113%)。このうち鮮魚類は641t(前週比104%、前年同期比114%)、冷凍魚類は220t(前週比92%、前年同期比114%)、塩干加工品は381t(前週比100%、前年同期比110%)。
1月17日(金) 週末の取引、買い気は低調。イワシやスルメが値を上げる一方、サバやブリは値を下げるなど、相場全体では高安区々
1月18日(土) 休市前の取引、雪予報もあり買い気はやや後退。サバやイワシ、カツオ、ブリが値を下げるなど、相場全体では弱保合
1月20日(月) 週明けの取引、買い気はまずまず。カツオやブリが値を上げる一方、アジやサバ、メジが値を下げるなど、相場全体では高安区々
1月21日(火) 休市前の取引、買い気は低調。サバやカツオ、ブリが値を上げるなど、相場全体では堅調
1月23日(木) 休市明けの取引、買い気は引き続き低調。カツオが値を上げる一方、サバやイワシは値を下げるなど、相場全体では小動き。
品目別の動き
アジ 中型が長崎や福岡、中小型が長崎主体に入荷。前週に比べ数量は約1.5倍に増加し、価格は中型が約4.5割安、中小型が変わらず。
サバ 千葉や岩手主体に入荷。前週に比べ数量は10%増加し、価格は約2割高。
イワシ 千葉や岩手主体に入荷。前週に比べ数量は7%減少し、価格は約2.5割安。
スルメイカ 富山や長崎主体に入荷。前週に比べ数量は20%減少し、価格は2.5割高。
カツオ 和歌山主体に入荷。前週に比べ数量は半分に減少し、価格は約1.5倍に上昇。
ムキカキ 7%減少し、三陸産の価格は約0.5割安。
主な水産物の市況(2020年1月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 34.3 | 103 | 123 | 各地 | 生 | 6,669 |
海外 | 生 | 4,097 | ||||
メバチ | 48.4 | 95 | 94 | 各地※ | 冷凍 | 1,045 |
アジ | 52.3 | 153 | 179 | 長崎ほか | 中 | 421 |
長崎 | 中小 | 486 | ||||
サバ | 44.1 | 110 | 84 | 千葉ほか | − | 393 |
イワシ | 26.4 | 93 | 151 | 千葉ほか | − | 302 |
スルメイカ | 12.9 | 80 | 163 | 富山ほか | − | 950 |
冷スルメイカ | 1.4 | 175 | 52 | 各地 | − | - |
サンマ | 4.7 | 82 | 80 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 15.1 | 109 | 154 | 北海道 | マ | 432 |
青森ほか | マコ | 594 | ||||
北海道 | アカ | 659 | ||||
北海道 | アサバ | 468 | ||||
ハマチ | 41.3 | 94 | 89 | 愛媛ほか | 野〆 | 918 |
塩サケ | 14.4 | 103 | 75 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 35.8 | 103 | 122 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 0.5 | 50 | 63 | 和歌山 | − | 2,268 |
キンメダイ | 10.1 | 119 | 146 | 静岡ほか | − | 2,009 |
ムキカキ | 15 | 93 | 97 | 三陸 | − | 1,637 |
各地 | − | 1,375 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/