東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2020年1月第2週(1月10日〜1月16日)の概況より。
日ごとの動き
13日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,233t(前週比97%、前年同期比102%)。このうち鮮魚類は614t(前週比106%、前年同期比100%)、冷凍魚類は238t(前週比84%、前年同期比103%)、塩干加工品は381t(前週比93%、前年同期比105%)。
1月10日(金) 週末の取引、買い気は順調。サバやカツオが値を下げるなど、相場全体では軟調
1月11日(土) 連休前の取引、買い気は今一つ。スルメやメジが値を上げる一方、カツオやブリは値を下げるなど、相場全体では小動き
1月14日(火) 連休明けの取引、買い気は低調。アジやイワシ、ブリ、メジが値を下げるなど、相場全体では小幅下落
1月15日(水) 水曜市の取引、買い気は引き続き低調。イワシやカツオが値を下げるなど、相場全体では小幅続落
1月16日(木) 週半ばの取引、買い気は引き続き低調。アジやスルメが値を下げるなど、相場全体では小甘い。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が高知主体に入荷。前週に比べ数量は35%増加し、価格は中型が約1割安、中小型が4割安。
サバ 千葉や岩手主体に入荷。前週に比べ数量は21%増加し、価格は2割強安。
イワシ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は約1.7倍に増加し、価格は約2割安。
スルメイカ 富山主体に入荷。前週に比べ数量は4%増加し、価格は2割強安。
カツオ 高知や愛媛主体に入荷。前週に比べ数量は43%増加し、価格は半値以下に下落。
ムキカキ ほぼ変わらず、三陸産の価格は2割安。
主な水産物の市況(2020年1月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 33.4 | 69 | 106 | 各地 | 生 | 6,991 |
海外 | 生 | 4,199 | ||||
メバチ | 50.8 | 106 | 89 | 各地※ | 冷凍 | 1,034 |
アジ | 34.2 | 135 | 78 | 長崎 | 中 | 778 |
高知 | 中小 | 486 | ||||
サバ | 40.2 | 121 | 85 | 千葉ほか | − | 324 |
イワシ | 28.3 | 167 | 129 | 千葉 | − | 400 |
スルメイカ | 16.1 | 104 | 173 | 富山 | − | 758 |
冷スルメイカ | 0.8 | 38 | 24 | 各地 | − | - |
サンマ | 5.7 | 75 | 110 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 13.9 | 193 | 102 | 北海道 | マ | 414 |
宮城ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | 637 | ||||
北海道 | アサバ | 527 | ||||
ハマチ | 44 | 84 | 108 | 愛媛ほか | 野〆 | 918 |
塩サケ | 14 | 89 | 86 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 34.6 | 135 | 119 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 1 | 143 | 83 | 高知ほか | − | 1,534 |
キンメダイ | 8.5 | 86 | 127 | 東京ほか | − | 2,354 |
ムキカキ | 16.2 | 99 | 95 | 三陸 | − | 1,711 |
各地 | − | 1,434 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/