東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年12月第4週(12月20日〜12月26日)の概況より。
日ごとの動き
今週は6日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,426t(前週比106%、前年同期比107%)。このうち鮮魚類は554t(前週比94%、前年同期比104%)、冷凍魚類は330t(前週比91%、前年同期比120%)、塩干加工品は542t(前週比137%、前年同期比105%)。
12月20日(金) 週末の取引、買い気は低調。アジやカツオが値を下げるなど、相場全体では小安い
12月21日(土) 休市前の取引、買い気はやや上向き。アジやカツオが値を上げる一方、イワシやスルメは値を下げるなど、相場全体では高安区々
12月23日(月) 週明けの取引、買い気は低調。アジやサバ、カツオが値を下げるなど、相場全体では軟調
12月24日(火) 週前半の取引、買い気は引き続き低調。スルメやメジが値を上げる一方、イワシは値を下げるなど、相場全体では小動き
12月25日(水) クリスマスの水曜市の取引、引き続き買い気は低調。サバが値を下げ、メジは軟調など、相場全体では弱保合
12月26日(木) 週半ばの取引、買い気は引き続き低調。サバやカツオが値を上げるなど、相場全体ではしっかり。
品目別の動き
アジ 中型、中小型ともに長崎主体に入荷。前週に比べ数量は11%減少し、価格は中型が1.5割安、中小型が1割弱安。
サバ 青森や千葉主体に入荷。前週に比べ数量は35%減少し、価格は3割高。
イワシ 岩手主体に入荷。前週に比べ数量は10%減少し、価格は4割強高。
スルメイカ 青森や北海道主体に入荷。前週に比べ数量は11%増加し、価格は約1.5割高。
カツオ 東京や長崎主体に入荷。前週に比べ数量は37%減少し、価格は約3.5割高。
ムキカキ 11%減少し、三陸産の価格は約1割安。
主な水産物の市況(2019年12月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 47.7 | 130 | 90 | 各地 | 生 | 6,962 |
海外 | 生 | 5,342 | ||||
メバチ | 73.7 | 87 | 92 | 各地※ | 冷凍 | 1,054 |
アジ | 30.2 | 89 | 143 | 長崎 | 中 | 513 |
長崎 | 中小 | 594 | ||||
サバ | 27.2 | 65 | 96 | 青森ほか | − | 393 |
イワシ | 19.8 | 90 | 126 | 岩手 | − | 486 |
スルメイカ | 15.9 | 111 | 289 | 青森ほか | − | 924 |
冷スルメイカ | 1.1 | 52 | 26 | 各地 | − | - |
サンマ | 3.2 | 40 | 119 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 10.1 | 63 | 119 | 北海道 | マ | - |
宮城ほか | マコ | 594 | ||||
北海道 | アカ | 576 | ||||
北海道 | アサバ | 432 | ||||
ハマチ | 37.8 | 107 | 110 | 愛媛ほか | 野〆 | 936 |
塩サケ | 17.1 | 102 | 80 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 23.2 | 93 | 132 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 1.2 | 63 | 48 | 東京ほか | − | 2,043 |
キンメダイ | 5.2 | 78 | 75 | 東京ほか | − | 2,214 |
ムキカキ | 11.3 | 89 | 97 | 三陸 | − | 1,853 |
各地 | − | 1,458 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/