タラ類、サバ、塩サケなど増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年12月第1週(11月29日〜12月5日)の概況より。

日ごとの動き

 今週は4日(水) が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ13%の減少。

 1日平均取扱数量は総量1,467t(前週比93%、前年同期比102%)。このうち鮮魚類は637t(前週比87%、前年同期比100%)、冷凍魚類は366t(前週比94%、前年同期比98%)、塩干加工品は464t(前週比101%、前年同期比107%)。

11月29日(金) 週末の取引、買い気は低調。イワシやスルメが値を下げるなど、相場全体では弱保合

11月30日(土) 休市前の取引、買い気は上向き。アジやイワシ、スルメ、ブリが値を上げるなど、相場全体では強保合

12月2日(月) 週明けの取引、買い気は低調。サバやイワシ、ブリが値を下げるなど、相場全体では小甘い

12月3日(火) 休市前の取引、買い気は上向き。イワシが値を上げる一方、アジやスルメは値を下げるなど、相場全体では高安区々

12月5日(木) 休市明けの取引、買い気は引き続き上向き。アジやサバ、カツオが値を上げるなど、相場全体では堅調

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が新潟や富山主体に入荷。前週に比べ数量は29%減少し、価格は中型が0.5割高、中小型が約1.5倍に上昇

サバ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は20%増加し、価格はほぼ変わらず。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週とほぼ変わらず、価格は約1割安。

スルメイカ 北海道や青森主体に入荷。前週に比べ数量は4%増加し、価格は0.5割強安。

カツオ 長崎や鹿児島主体に入荷。前週に比べ数量は29%減少し、価格は1.5割弱安。

ムキカキ 11%減少し、三陸産の価格は1割安。

主な水産物の市況(2019年12月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ35.593102各地8,380
海外4,266
メバチ57.38778各地※冷凍1,027
アジ32.77157長崎724
新潟ほか中小594
サバ47.4120116千葉363
イワシ10.499204北海道567
スルメイカ16.5104232北海道ほか989
冷スルメイカ1.6806各地-
サンマ24.77291各地解凍
カレイ20.5110174北海道459
宮城ほかマコ-
北海道アカ724
北海道アサバ504
ハマチ35.286114愛媛ほか野〆1,026
塩サケ22.411481北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類30.7121127岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ2.27122長崎ほか2,074
キンメダイ4.98372東京ほか2,311
ムキカキ14.18995三陸1,871
各地1,458
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/