東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年11月第4週(11月22日〜11月28日)の概況より。
日ごとの動き
11月27日(水)が休市のため4日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ約1.5倍に増加。
1日平均取扱数量は総量1,581t(前週比142%、前年同期比144%)。このうち鮮魚類は732t(前週比147%、前年同期比135%)、冷凍魚類は390t(前週比146%、前年同期比181%)、塩干加工品は459t(前週比132%、前年同期比136%)。
11月22日(金) 連休前の取引、買い気はわずかに上向き。アジやサンマが値を上げる一方、サバやイワシ、ブリは値を下げるなど、相場全体では小動き
11月25日(月) 連休明けの取引、買い気は低調。アジやサバ、スルメ、サンマが値を下げるなど、相場全体では下落
11月26日(火) 休市前の取引、買い気は今一つ。イワシやスルメ、ブリ、サンマが値を下げるなど、相場全体では続落
11月28日(木) 休市明けの取引、買い気はやや上向き。イワシやメジが値を上げる一方、スルメは値を下げるなど、相場全体では小動き。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型は新潟や石川主体に入荷、前週に比べ数量は約1.5倍に増加し、価格は中型がわずかに下落、中小型が約3.5割安。
サバ 青森主体に入荷、前週に比べ数量は約2.3倍に増加し、価格は5割安。
イワシ 北海道主体に入荷、前週に比べ数量は30%減少し、価格は3.5割弱安。
スルメイカ 北海道主体に入荷、前週に比べ数量は約3.2倍に増加し、価格は2割安。
カツオ 長崎や鹿児島主体に入荷、前週に比べ数量は半分程度に減少し、価格は約2.3倍に上昇。
生サンマ 岩手主体に入荷、価格は1割弱安。
ムキカキ 38%増加し、三陸産の価格は1割高。
主な水産物の市況(2019年11月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 38.1 | 126 | 133 | 各地 | 生 | 8,432 |
海外 | 生 | 3,679 | ||||
メバチ | 65.5 | 115 | 107 | 各地※ | 冷凍 | 1,009 |
アジ | 45.9 | 152 | 133 | 長崎 | 中 | 689 |
新潟ほか | 中小 | 392 | ||||
サバ | 39.6 | 229 | 108 | 千葉 | − | 362 |
イワシ | 10.5 | 70 | 525 | 北海道 | − | 621 |
スルメイカ | 15.8 | 322 | 232 | 北海道 | − | 1,059 |
冷スルメイカ | 2 | 45 | 18 | 各地 | − | - |
サンマ | 34.5 | 84 | 99 | 岩手 | 生 | 554 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 18.6 | 251 | 186 | 北海道 | マ | 540 |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | 882 | ||||
北海道 | アサバ | 270 | ||||
ハマチ | 40.7 | 154 | 152 | 愛媛ほか | 野〆 | 1,026 |
塩サケ | 19.6 | 124 | 108 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 25.4 | 150 | 105 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 3.1 | 53 | 46 | 長崎ほか | − | 2,376 |
キンメダイ | 5.9 | 109 | 68 | 東京ほか | − | 2,111 |
ムキカキ | 15.9 | 138 | 120 | 三陸 | − | 2,079 |
各地 | − | 1,458 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/