東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年11月第3週(11月15日〜11月21日)の概況より。
日ごとの動き
6日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ23%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,110t(前週比85%、前年同期比92%)。このうち鮮魚類は496t(前週比77%、前年同期比81%)、冷凍魚類は267t(前週比97%、前年同期比106%)、塩干加工品は347t(前週比90%、前年同期比99%)。
11月15日(金) 週末の取引、買い気は低調。アジやイワシ、ブリが値を上げるなど、相場全体では堅調
11月16日(土) 休市前の取引、買い気は引き続き低調。サバやイワシ、カツオ、スルメ、サンマが値を上げるなど、相場全体では続堅調
11月18日(月) 週明けの取引、買い気は引き続き低調。スルメやブリが値を上げる一方、アジが値を下げるなど、相場全体では高安区々
11月19日(火) 週前半の取引、買い気は引き続き低調。アジやブリ、メジ、サンマが値を下げるなど、相場全体では軟調
11月20日(水) 水曜市の取引、買い気は引き続き低調。アジやイワシ、メジが値を上げるなど、相場全体では強保合
11月21日(木) 週後半の取引、買い気はやや上向き。イワシやカツオ、スルメ、ブリ、サンマが値を上げるなど、相場全体では小幅上伸。
品目別の動き
アジ 中型が佐賀や長崎、中小型は長崎主体に入荷、前週に比べ数量は31%減少し、価格は中型が2.5割強高、中小型が約2倍に上昇。
サバ 千葉主体に入荷、前週に比べ数量は33%減少し、価格は3割弱高。
イワシ 北海道や千葉主体に入荷、前週に比べ数量は37%減少し、価格は4.5割弱高。
スルメイカ 北海道主体に入荷、前週に比べ数量は28%減少し、価格は約1.5割高。
カツオ 宮城主体に入荷、前週に比べ数量は約3分の1に減少し、価格は約1.5倍に上昇。
生サンマ 岩手主体に入荷、価格は約1.5割高。
ムキカキ ほぼ変わらず、三陸産の価格は約2.5割安。
主な水産物の市況(2019年11月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 30.3 | 94 | 99 | 各地 | 生 | 9,599 |
海外 | 生 | 4,248 | ||||
メバチ | 57.1 | 85 | 68 | 各地※ | 冷凍 | 1,020 |
アジ | 30.1 | 69 | 54 | 佐賀ほか | 中 | 702 |
長崎 | 中小 | 608 | ||||
サバ | 17.3 | 67 | 47 | 千葉 | − | 727 |
イワシ | 15.1 | 63 | 97 | 北海道ほか | − | 468 |
スルメイカ | 4.9 | 72 | 64 | 北海道 | − | 1,325 |
冷スルメイカ | 4.4 | 210 | 102 | 各地 | − | - |
サンマ | 41 | 58 | 89 | 岩手 | 生 | 513 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 7.4 | 64 | 70 | 北海道 | マ | 540 |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | 1,026 | ||||
北海道 | アサバ | 648 | ||||
ハマチ | 26.5 | 118 | 109 | 愛媛ほか | 野〆 | 1,026 |
塩サケ | 15.8 | 79 | 82 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 16.9 | 86 | 71 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 5.8 | 29 | 36 | 宮城 | − | 1,350 |
キンメダイ | 5.4 | 64 | 63 | 東京ほか | − | 2,124 |
ムキカキ | 11.5 | 99 | 85 | 三陸 | − | 1,885 |
各地 | − | 1,463 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/