いちご２倍増。栃木・福岡産

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年11月第3週（11月15日〜11月21日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年6日。

　1日平均入荷量は総量2,184t（前週比114％、前年同期比120％）。

　　前週比では、かき、西洋なし、アールスメロンなどが減少したが、いちご、みかん、りんごなどが増加したため、14％の増加となった。

　前年同期比ではいちごなどが減少したが、みかん、西洋なし、かきなどが増加したため、20％の増加となった。

　市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

みかん　早生が愛媛県を中心に長崎県や和歌山県から順調に入荷し、前週比38％の大幅な増加となった。愛媛県産早生の価格は保合となった。

りんご　山形県、長野県等から入荷し、青森県産の出荷も始まったため、前週比25％の増加となった。価格は山形県産「ふじ」は保合、青森県産「王林」は強保合となった。

西洋なし　山形県を中心に新潟県等から順調に入荷し、前年に比べ生育状態もよく初荷も早かったため出荷量が多く、前年同期比23％の増加となった。山形県産「ラ・フランス」の価格は前年同期比で弱含みとなった。

かき　新潟県から福岡県に入荷が移ってきましたが、着色遅れから出荷が遅れ、前週比31％の大幅な減少となった。福岡県産「富有」の価格は保合となった。

いちご　栃木県「とちおとめ」を中心に福岡県「あまおう」から入荷し、前週比98％の大幅な増加となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は弱保合となった。

アールスメロン　お歳暮シーズンに向かい静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。引き合いは徐々に強くなってきており、静岡県産の価格は強保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2019年11月第3週）