いちご、みかんなどが大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年11月第2週（11月8日〜11月14日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量1,910t（前週比111％、前年同期比92％）。

　前週比では、かき、アールスメロンなどが減少したが、いちご、みかん、りんごなどが増加したため、11％の増加となった。

　前年同期比ではアールスメロン、西洋なし、かきなどが増加したが、いちご、みかんなどが減少したため、8％の減少となった。

　市況は前週比で弱保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

みかん　愛媛県、長崎県等から入荷し、前週比52％の大幅な増加となった。引合いは強く、愛媛県産早生の価格は強保合となった。

りんご　山形県、長野県等から入荷し、徐々に青森産の出荷が増えており、前週比19％の増加となった。山形県産「ふじ」の価格は保合となった。

かき　福岡県を中心に愛知県等から入荷し、前年同期比12％の増加となった。価格は前年同期比で福岡県産「富有」は強含み、愛知県産「次郎」は強保合、新潟県産「平核無」は弱保合となった。

いちご　栃木県を中心に静岡県等から入荷し、前週比116％の大幅な増加となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は弱保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。引合いは弱く、静岡県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2019年11月第2週）