東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年11月第1週(11月1日〜11月7日)の概況より。
日ごとの動き
4日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ19%の増加。
1日平均取扱数量は総量1,450t(前週比121%、前年同期比94%)。このうち鮮魚類は688t(前週比119%、前年同期比84%)、冷凍魚類は332t(前週比130%、前年同期比131%)、塩干加工品は430t(前週比118%、前年同期比91%)。
11月1日(金) 月初めの取引、買い気はやや上向き。アジやイワシ、ブリ、メジ、サンマが保合など、相場全体では保合
11月2日(土) 連休前の取引、買い気はまずまず。サバやイワシが値を上げる一方、カツオやスルメが値を下げるなど、相場全体では小動き
11月5日(火) 連休明けの取引、買い気は低調。イワシやブリが値を上げるなど、相場全体では堅調
11月6日(水) 水曜市の取引、買い気は引き続き低調。アジやサバが値を上げる一方、スルメやブリ、サンマが値を下げるなど、相場全体では小動き
11月7日(木) 週半ばの取引、買い気は引き続き低調。イワシが値を上げる一方、アジやメジが値を下げるなど、相場全体では小動き。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型は新潟や石川主体に入荷、前週に比べ数量は34%増加し、価格は中型、中小型ともに0.5割強安。
サバ 千葉主体に入荷、前週に比べ数量は24%増加し、価格は3.5割弱高。
イワシ 北海道主体に入荷、前週に比べ数量は18%減少し、価格は約0.5割高。
スルメイカ 北海道主体に入荷、前週に比べ数量はわずかに増加し、価格は約1割安。
カツオ 宮城主体に入荷、前週に比べ数量は39%増加し、価格は3.5割弱安。
生サンマ 岩手や北海道主体に入荷、価格はわずかに下落。
ムキカキ 39%増加し、三陸産の価格は2割弱高。
主な水産物の市況(2019年11月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 35.7 | 121 | 91 | 各地 | 生 | 8,599 |
海外 | 生 | 3,822 | ||||
メバチ | 63.5 | 110 | 113 | 各地※ | 冷凍 | 1,031 |
アジ | 47.8 | 134 | 65 | 長崎 | 中 | 486 |
新潟ほか | 中小 | 475 | ||||
サバ | 31.2 | 124 | 79 | 千葉 | − | 575 |
イワシ | 18.9 | 82 | 170 | 北海道 | − | 346 |
スルメイカ | 6.2 | 103 | 31 | 北海道 | − | 1,179 |
冷スルメイカ | 7.6 | 362 | 42 | 各地 | − | - |
サンマ | 82.1 | 123 | 83 | 岩手ほか | 生 | 464 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 11.3 | 147 | 126 | 北海道 | マ | 486 |
青森ほか | マコ | 990 | ||||
北海道 | アカ | 851 | ||||
北海道 | アサバ | 527 | ||||
ハマチ | 21.2 | 137 | 82 | 愛媛ほか | 野〆 | 1,026 |
塩サケ | 20.1 | 146 | 91 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 19 | 133 | 83 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 13.8 | 139 | 125 | 宮城 | − | 972 |
キンメダイ | 8.3 | 173 | 81 | 東京ほか | − | 2,765 |
ムキカキ | 8.6 | 139 | 69 | 三陸 | − | 2,441 |
各地 | − | 1,616 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/