かきは和歌山、奈良が減少へ

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年11月第1週（11月1日〜11月7日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年4日。

　1日平均入荷量は総量1,719t（前週比100％、前年同期比85％）。

　前週比では、りんご、アールスメロン、みかんなどが減少したが、かき、西洋なしなどが増加したため、増減なしとなった。

　前年同期比ではりんご、アールスメロンなどが増加したが、いちご、みかん、西洋なしなどが減少したため、15％の減少となった。

　市況は前週比、前年同期比ともに区々となった。

品目別の動き

みかん　愛媛県、熊本県等から入荷したが、前年同期比32％の減少となった。価格は前年同期比で愛媛県産早生は強保合、佐賀県産極早生は弱保合となった。

りんご　青森県を中心に山形県等から入荷したが、前週比13％の減少となった。山形県産「ふじ」の価格は弱保合となった。

かき　福岡県、和歌山県等から入荷したが、和歌山県産、奈良県産が徐々に減少傾向に入ったため、前年同期比4％の減少となった。価格は前年同期比で福岡県産「富有」、愛知県産「次郎」は強保合、新潟県産「平核無」は弱含みとなった。

いちご　栃木県を中心に静岡県等から入荷したが、前年同期比42％の減少となった。価格は前年同期比で栃木県産「とちおとめ」は強含み、静岡県産「紅ほっぺ」は強保合となった。

アールスメロン　静岡県、熊本県等から入荷し、入荷量もほぼ横ばい続きとなっており、前年同期比1％の微増となった。静岡県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2019年11月第1週）