東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年10月第4週(10月25日〜10月31日)の概況より。
日ごとの動き
今週は6日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ12%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,197t(前週比94%、前年同期比104%)。このうち鮮魚類は577t(前週比88%、前年同期比106%)、冷凍魚類は255t(前週比112%、前年同期比101%)、塩干加工品は364t(前週比94%、前年同期比105%)。
10月25日(金) 週末の取引、買い気は低調。アジやメジ、サンマが値を下げるなど、相場全体では小動き
10月26日(土) 休市前の取引、買い気は今一つ。カツオやスルメが値を上げる一方、サバやブリが値を下げるなど、相場全体では高安区々
10月28日(月) 休市明けの取引、買い気はやや上向き。サバやスルメ、メジが値を上げる一方、アジやブリは値を下げるなど、相場全体では高安区々
10月29日(火) 週前半の取引、買い気は低調。アジやメジが値を下げるなど、相場全体では弱保合
10月30日(水) 水曜市の取引、買い気は引き続き低調。アジやサバ、イワシ、スルメが値を下げるなど、相場全体では下落
10月31日(木) 月末の取引、買い気は引き続き低調。イワシやカツオ、スルメ、メジ、サンマが値を下げるなど、相場全体では小幅続落。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型は長崎や石川主体に入荷、前週に比べ数量は1.5倍に増加し、価格は中型が4割強安、中小型がわずかに下落。
サバ 青森や三重主体に入荷、前週に比べ数量は20%増加し、価格は1.5割強安。
イワシ 北海道や青森主体に入荷、前週に比べ数量は4%減少し、価格は約1.5割高。
スルメイカ 北海道主体に入荷、前週に比べ数量は42%減少し、価格は2割高。
カツオ 宮城主体に入荷、前週に比べ数量は半分以下に減少し、価格は約1.5倍に上昇。
生サンマ 岩手や北海道主体に入荷、価格は1.5割安。
ムキカキ 14%減少し、三陸産の価格はわずかに下落。
主な水産物の市況(2019年10月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 29.6 | 88 | 97 | 各地 | 生 | 8,473 |
海外 | 生 | 3,639 | ||||
メバチ | 57.5 | 106 | 119 | 各地※ | 冷凍 | 1,033 |
アジ | 35.8 | 150 | 99 | 長崎 | 中 | 522 |
長崎ほか | 中小 | 513 | ||||
サバ | 25.1 | 120 | 142 | 青森ほか | − | 432 |
イワシ | 23 | 96 | 108 | 北海道ほか | − | 333 |
スルメイカ | 6 | 58 | 115 | 北海道 | − | 1,289 |
冷スルメイカ | 2.1 | 95 | 36 | 各地 | − | - |
サンマ | 66.8 | 86 | 82 | 岩手ほか | 生 | 477 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 7.7 | 77 | 164 | 北海道 | マ | 500 |
青森ほか | マコ | 702 | ||||
北海道 | アカ | 770 | ||||
北海道 | アサバ | 446 | ||||
ハマチ | 15.5 | 83 | 103 | 愛媛ほか | 野〆 | 1,026 |
塩サケ | 13.8 | 85 | 75 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 14.3 | 101 | 93 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 9.9 | 40 | 113 | 宮城 | − | 1,458 |
キンメダイ | 4.8 | 126 | 81 | 東京ほか | − | 2,628 |
ムキカキ | 6.2 | 86 | 66 | 三陸 | − | 2,068 |
各地 | − | 1,575 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/