上場数量減少。台風後は堅調

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年10月第2週(10月11日〜10月17日)の概況より。

日ごとの動き

 14日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ16%の減少。

 1日平均取扱数量は総量1,104t(前週比93%、前年同期比81%)。このうち鮮魚類は502t(前週比84%、前年同期比70%)、冷凍魚類は234t(前週比106%、前年同期比94%)、塩干加工品は368t(前週比100%、前年同期比93%)。

10月11日(金) 開場1年となる週末の取引、買い気は低調。アジやイワシ、カツオ、スルメ、サンマが値を上げるなど、相場全体では上伸

10月12日(土) 連休前の取引、台風19号の影響により買い気は後退。イワシやカツオ、スルメ、サンマが値を下げるなど、相場全体では反落

10月15日(火) 連休明けの取引、買い気はやや上向き。イワシやスルメが値を上げる一方、アジやブリ、サンマが値を下げるなど、相場全体では高安区々

10月16日(水) 水曜市の取引、買い気は低調。アジやカツオが値を上げるなど、相場全体では堅調

10月17日(木) 週半ばの取引、買い気は引き続き低調。イワシやメジが値を上げるなど、相場全体では小高い

品目別の動き

アジ 中型、中小型ともに長崎主体に入荷、前週に比べ数量は27%減少し、価格は中型が2.5割弱安、中小型が1.5倍に上昇

サバ 長崎や青森主体に入荷、前週に比べ数量は41%減少し、価格は約1.5割安。

イワシ 北海道や青森主体に入荷、前週に比べ数量は40%減少し、価格は約2.5割高。

スルメイカ 北海道主体に入荷、前週に比べ数量は半分に減少し、価格は2.5割弱高。

カツオ 宮城主体に入荷、前週に比べ数量は半分以下に減少し、価格は約1割安。

生サンマ 北海道主体に入荷、価格は約0.5割安。

ムキカキ 約1.5倍に増加し、三陸産の価格はほぼ変わらず。

主な水産物の市況(2019年10月第2週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ32.28492各地8,941
海外3,771
メバチ46.29091各地※冷凍1,040
アジ28.17368長崎853
長崎中小842
サバ15.65954長崎ほか354
イワシ12.56041北海道ほか410
スルメイカ5.65025北海道1,128
冷スルメイカ3.216874各地-
サンマ45.17138北海道713
北海道ほか解凍-
カレイ69286北海道594
青森ほかマコ1,296
北海道アカ1,026
北海道アサバ464
ハマチ16.295113愛媛ほか野〆1,026
塩サケ12.48058北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類11.19170岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ11.14547宮城940
キンメダイ3.24736東京ほか2,311
ムキカキ5.214970三陸1,884
各地1,490
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/