東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年10月第1週(10月4日〜10月10日)の概況より。
日ごとの動き
9日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ10%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,189t(前週比84%、前年同期比67%)。このうち鮮魚類は601t(前週比90%、前年同期比62%)、冷凍魚類は220t(前週比64%、前年同期比71%)、塩干加工品は369t(前週比91%、前年同期比72%)。
10月4日(金) 週末の取引、買い気は今一つ。アジやサバが値を上げるなど、相場全体では堅調。
10月5日(土) 休市前の取引、買い気は幾分上向き。アジやスルメが値を上げ、サバは小動きなど、相場全体では強保合。
10月7日(月) 週明けの取引、買い気は低調。イワシやスルメ、サンマが値を上げるなど、相場全体では小高い。
10月8日(火) 休市前の取引、買い気は引き続き低調。サバやブリ、サンマが値を上げるなど、相場全体では小幅続伸。
10月10日(木) 休市明けの取引、買い気は引き続き低調。アジやブリ、サンマが値を下げるなど、相場全体では軟調。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型は石川や長崎主体に入荷、前週に比べ数量は32%減少し、価格は中型が約1.6倍に上昇、中小型がわずかに上昇。
サバ 佐賀や宮城主体に入荷、前週に比べ数量は5%減少し、価格は約1.5割高。
イワシ 北海道や青森主体に入荷、前週に比べ数量は31%減少し、価格は2.5割強高。
スルメイカ 北海道主体に入荷、前週に比べ数量は23%減少し、価格はわずかに上昇。
カツオ 宮城主体に入荷、前週に比べ数量は32%減少し、価格は約3割高。
生サンマ 北海道主体に入荷、価格は4割弱安。
ムキカキ 約2倍に増加し、三陸産の価格は2.5割安。
主な水産物の市況(2019年10月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 38.4 | 93 | 73 | 各地 | 生 | 5,598 |
海外 | 生 | 3,594 | ||||
メバチ | 51.5 | 108 | 71 | 各地※ | 冷凍 | 1,016 |
アジ | 38.5 | 68 | 62 | 長崎 | 中 | 691 |
石川ほか | 中小 | 562 | ||||
サバ | 26.5 | 95 | 81 | 佐賀ほか | − | 410 |
イワシ | 20.7 | 69 | 41 | 北海道ほか | − | 330 |
スルメイカ | 11.1 | 77 | 46 | 北海道 | − | 920 |
冷スルメイカ | 1.9 | 119 | 29 | 各地 | − | - |
サンマ | 63.1 | 157 | 32 | 北海道ほか | 生 | 756 |
北海道ほか | 解凍 | - | ||||
カレイ | 6.5 | 102 | 78 | 北海道 | マ | 594 |
青森ほか | マコ | 1,314 | ||||
北海道 | アカ | 907 | ||||
北海道 | アサバ | 468 | ||||
ハマチ | 17.1 | 106 | 78 | 愛媛ほか | 野〆 | 1,026 |
塩サケ | 15.5 | 82 | 64 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 12.2 | 130 | 90 | 岩手ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 24.8 | 68 | 118 | 宮城 | − | 1,058 |
キンメダイ | 6.8 | 92 | 136 | 東京ほか | − | 1,901 |
ムキカキ | 3.5 | 194 | 50 | 三陸 | − | 1,867 |
各地 | − | 1,674 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/