りんごシナノスイート強含み

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年10月第1週（10月4日〜10月10日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量1,770t（前週比111％、前年同期比96％）。

　今週の1日の平均入荷量は、1,770tで、前週比では、なし、ぶどう、アールスメロンなどが減少したが、みかん、かき、りんごなどが増加したため、11％の増加となった。

　前年同期比では「西洋なし、ぶどう、なしなどが増加したが、くり、みかん、アールスメロンなどが減少したため、4％の減少となった。

　市況は前週比で区々、前年同期比で強保合となった。

品目別の動き

みかん　熊本県を中心に長崎県等から入荷したが、前年同期比21％の減少となった。熊本県産極早生の価格は強含みとなった。

りんご　青森県を中心に長野県等から入荷し、前年同期比1％の微増となった。岩手県産「ジョナゴールド」の価格は弱保合、長野県産「シナノスイート」の価格は強含みとなった。

なし　福島県、栃木県等から入荷し、前年同期比9％の増加となった。いずれも前年同期比で、福島県産「新高、あきづき」の価格は強保合となった。

かき　栃木県、福島県から入荷し、前週比45％の大幅な増加となった。和歌山県産「刀根」の価格は弱保合となった。

ぶどう　長野県を中心に山梨県等から入荷し、10月初旬までの入荷量は前年より若干多くなっているため、前年同期比26％の増加となった。いずれも長野県産「シャインマスカット」、岡山県産「ピオーネ」の価格は保合となった。

くり　茨城県を中心に熊本県等から入荷し、前週比3％の増加となった。茨城県産の価格は強含みとなった。

アールスメロン　茨城県を中心に静岡県等から入荷し、前週比5％の増加となった。茨城県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2019年10月第1週）