ムキカキせり開始。アジは倍増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年9月第5週(9月27日〜10月3日)の概況より。

日ごとの動き

 2日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ20%の増加。

 1日平均取扱数量は総量1,418t(前週比122%、前年同期比107%)。このうち鮮魚類は667t(前週比120%、前年同期比106%)、冷凍魚類は345t(前週比138%、前年同期比111%)、塩干加工品は406t(前週比113%、前年同期比106%)。

9月27日(金) 週末の取引、買い気は低調。アジやイワシ、サンマが値を下げるなど、相場全体では軟調

9月28日(土) 休市前の取引、買い気はやや上向き。イワシやスルメが値を下げるなど、相場全体では続軟調

9月30日(月) 週明けの取引、買い気は低調。アジやカツオ、スルメ、サンマが値を下げるなど、相場全体では小安い

10月1日(火) 休市前の取引、買い気は引き続き低調。アジやカツオ、ブリが値を下げるなど、相場全体では弱保合

10月3日(木) 休市明けの取引、買い気は引き続き低調。サバやサンマ、メジが値を下げるなど、相場全体では軟調

品目別の動き

アジ 中型が長崎や千葉、中小型は石川や島根主体に入荷、前週に比べ数量は約2.4倍に増加し、価格は中型が5.5割弱安、中小型が4.5割弱安。

サバ 長崎や青森主体に入荷、前週に比べ数量は約1.7倍に増加し、価格は4.5割安。

イワシ 北海道や青森主体に入荷、前週に比べ数量は約1.5倍に増加し、価格は約2.5割安。

スルメイカ 北海道や青森主体に入荷、前週に比べ数量は約1.6倍に増加し、価格は1.5割強安。

カツオ 宮城主体に入荷、前週に比べ数量は5%増加し、価格は1.5割高。生サンマは北海道主体に入荷、数量は前週とほぼ変わらず、価格は約2割安。10月1日からムキカキのセリ開始。

主な水産物の市況(2019年9月第5週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ41.4124134各地5,154
海外3,805
メバチ47.58769各地※冷凍997
アジ56.6239352長崎ほか421
石川ほか中小551
サバ28172201長崎ほか354
イワシ30.2153122北海道ほか259
スルメイカ14.4157122北海道ほか890
冷スルメイカ1.63030各地-
サンマ40.310028北海道ほか1,210
北海道ほか解凍-
カレイ6.4145116北海道594
青森ほかマコ1,377
北海道アカ990
北海道アサバ432
ハマチ16.194114愛媛ほか野〆1,026
塩サケ19131102北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類9.413295岩手ほか-
宮城ぶわ-
カツオ36.4105165宮城821
キンメダイ7.4352137静岡ほか2,225
ムキカキ1.81,80050三陸2,484
各地-
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/