鮮魚前週比1割減。メバチは増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年9月第3週(9月13日〜9月19日)の概況より。

日ごとの動き

 16日(月)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ12%の減少。

 1日平均取扱数量は総量1,240t(前週比101%、前年同期比91%)。このうち鮮魚類は555t(前週比88%、前年同期比73%)、冷凍魚類は273t(前週比122%、前年同期比122%)、塩干加工品は412t(前週比110%、前年同期比109%)。

9月13日(金) 週末の取引、買い気は低調。アジやカツオ、スルメ、メジが値を上げる一方、ブリやサンマは値を下げるなど、相場全体では高安区々

9月14日(土) 連休前の取引、買い気はやや上向き。アジやイワシ、カツオ、スルメ、ブリが値を上げるなど、相場全体では上伸

9月17日(火) 連休明けの取引、買い気は低調。イワシやカツオ、スルメが値を下げるなど、相場全体では反落

9月18日(水) 水曜開市の取引、買い気は今一つ。サバやイワシ、カツオ、スルメが値を上げるなど、相場全体では反発

9月19日(木) 入荷は多くないが、買い気は振るわず。イワシが値を下げる一方、アジやスルメ、サンマが値を上げるなど、相場全体では小幅続伸

品目別の動き

アジ 中型が岩手や鳥取、中小型が長崎主体に入荷。数量は前週に比べ半分以下に減少し、価格は中型が約2倍に上昇、中小型は約1.5倍に上昇

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週とほぼ変わらず、価格は約0.5割高。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は約1.6倍に上昇

スルメイカ 北海道や福井主体に入荷。数量は前週に比べ半分以下に減少し、価格は約1.5倍に上昇

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ23%減少し、価格は2.5割高。

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週とほぼ変わらず、価格は生が1.5割安。

主な水産物の市況(2019年9月第3週

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ39.5105106各地5,138
海外3,894
メバチ73.2143146各地※冷凍1,020
アジ19.43837岩手ほか950
長崎中小594
サバ21.59977宮城492
イワシ179767北海道443
スルメイカ8.44140北海道ほか1,089
冷スルメイカ4.2420150各地-
サンマ38.69925北海道1,123
各地解凍-
カレイ67261北海道486
青森ほかマコ990
北海道アカ929
北海道アサバ540
ハマチ14104125愛媛ほか野〆1,026
塩サケ15.68884北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類6.88496青森ほか-
宮城ぶわ-
カツオ38.177134宮城648
キンメダイ4.24662東京ほか2,030
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/