かき、みかん、くりなど増加

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年9月第3週（9月13日〜9月19日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量1,530t（前週比111％、前年同期比91％）。

　前週比ではもも、りんごなどが減少したが、かき、みかん、くりなどが増加したため、11％の増加となった。

　前年同期比ではいちじく、もも、アールスメロンなどが増加したが、かき、くり、なしなどが減少したため、9％の減少となった。
　
市況はいずれも前週比、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

みかん　宮崎県を中心に熊本県等から入荷し、前週比161％の大幅な増加となった。宮崎産「極早生みかんの価格は弱保合、佐賀県産ハウスみかんの価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に岩手県等から入荷したが、前週比2％の減少となった。荷動きが鈍くなっており、青森県産「つがる」の価格は弱含みとなった。

なし　栃木県を中心に福島県等から入荷し、前週比6％の増加となった。栃木県産「豊水」の価格は弱含みとなった。

かき　和歌山県を中心に奈良県から入荷し、9月下旬に向かって出荷ピークに入ってきているため、前週比227％の大幅な増加となった。和歌山県産「刀根」の価格は保合となった。

もも　福島県を中心に山形県等から入荷したが、連休後以降の出荷量は減少しており、前週比27％の減少となった。福島県産の価格は保合となった。

ぶどう　山梨県を中心に長野県等から入荷し、前週比6％の増加となった。いずれも山梨県産で「シャインマスカット」「甲斐路」「ピオーネ」の価格は保合、岡山県産「アレキサンドリア」の価格は弱保合となった。

くり　茨城県を中心に熊本県等から入荷し、前週比36％の大幅な増加となった。荷動きはよくなく相場は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

いちじく　愛知県を中心に和歌山県等から入荷し、前週比2％の増加となった。愛知県産の価格は保合となった。

アールスメロン　茨城県を中心に静岡県等から入荷し、前週比23％の増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2019年9月第3週）