くり、かき、みかんが大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年9月第2週（9月6日〜9月12日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量1,378t（前週比103％、前年同期比89％）。

　前週比では、もも、アールスメロン、なしなどが減少したが、くり、かき、みかんなどが増加したため、3％の増加となった。前年同期比ではいちじく、もも、アールスメロンなどが増加したが、くり、かき、みかんなどが減少したため、11％の減少となった。市況はいずれも前週比、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

みかん　宮崎県を中心に佐賀県等から入荷し、前週比130％の大幅な増加となった。宮崎産「極早生みかん、佐賀県産ハウスみかんの価格はいずれも保合となった。

りんご　青森県を中心に長野県等から入荷し、前週比9％の増加となった。荷動きが鈍くなっており、青森県産「つがる」の価格は弱含みとなった。

なし　栃木県、茨城県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。いずれも栃木県産で「幸水」の価格は強保合、「豊水」の価格は保合となった。

かき　和歌山県を中心に奈良県から入荷し、前週比371％の大幅な増加となった。奈良県産「刀根」の価格は保合となった。

もも　福島県を中心に山形県等から入荷し、前週比27％の減少となった。福島県産の価格は保合となった。

ぶどう　山梨県を中心に長野県等から入荷し、前週比27％の増加となった。山梨県産「シャインマスカット」の価格は弱含み、長野県産「巨峰」、岡山県産「アレキサンドリア」、山梨県産「ピオーネ」の価格はいずれも保合、山梨県産「甲斐路」の価格は強含みとなった。

くり　茨城県を中心に熊本県等から入荷し、前週比429％の大幅な増加となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

いちじく　愛知県を中心に和歌山県等から入荷し、台風の影響で収穫が早まったため、前週比27％の増加となった。愛知県産の価格は強保合となった。

アールスメロン　茨城県を中心に静岡県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。茨城県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2019年9月第2週）